記事「ポエム」 の 検索結果 3136 件
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{and AGAIN} DEPARTUREこれからしばらく 旅に出るつもりだ たぶん一年ほど これまでの自分の過去を辿って 旅をしてみようと思うのだ 風に乗って 十年前に残したはずの 微かな足跡を追って..
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別れの時 ~遠い遠い約束~あなたが去ると聞いた この街を去ると 人伝に あまりに唐突なことで 慌てて受話器を上げる 予想もしてなくて 挨拶もろくにできないと 少し..
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ゆりかご (sweet memories)青嵐が吹いた夜 わたしは眠れずにいた つないでくれる手は とうの昔にいなくなったから 眠れない夜をまたいで 朝日が射す頃には 皺の寄った手の 指の隙間から空を見上..
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空を、揺らす通り雨が残した 小さな水たまりに 君は指先を触れて ふんわりと微笑んだ 少し夏めいた陽射しが 君の髪を煌めかせるから ぼ..
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通り雨という言葉不意の雨に街が濡れた 雫が幾万も足踏みをする 通り雨という言葉に そぐわないほどの通り雨 思わず喫茶店に飛び込む 気怠いJAZZが全身を包んだ 通り雨という言葉..
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約束だよ例えば あの時 あの場所にいなければ 巡り逢いという不思議はなかった 例えば あの時 顔を上げていなければ ほんの一瞬の煌きはなかった 偶然は偶然を..
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約束しよう揺れる心に気づいたのはいつのことだろう 確か 傘をさして横断歩道を渡った時 虹のような煌きはなかったけれど 一人 ざわめく胸 抱きしめて眠ったはず 赤い..
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なにをすればいいのあなたに恋をしたと気付いて軽い目眩 生まれて初めての恋でもないのにね 周りの風景が急に色づいたみたい 熱に浮かされたようで微笑みも増えたみたい 一緒にいるこ..
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朝光薄緑のブラインド越しに 空の向こうから 朝が来る 一枚ずつ隙間を濡らして 生まれたばかりの 朝が来る やがて 街は光に塗りつぶされ 影が描く市松が ..
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風を追う人 (道半ば Spin-Off)迷いながら生きることを 恥ずかしいと思ってた 喜びと悲しみの間で揺れながら 哀しいとか寂しいとか 口にすまいと誓ってた たとえ心が破れて痛みを覚えようと ..
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道半ば ~Happy Birthday to “M”~人生の日々を なにに例えよう 深い森へと誘う一筋の道か 星を導きとして往く舟か 標なき空を一心に舞う鳥か そうだ 人生の日々は渡りゆく鳥に似てい..
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老樹 ~花盛りの春~大きな桜の木がある 老樹と言っても差し支えない 大きな桜の木が 生きることと死ぬることに さほどの違いはない 体の有り無しくらいだと それが祖父の死..