記事「ポエム」 の 検索結果 3136 件
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抱きしめる 風を待ちながら (3.11に寄せる)三度目の3月11日を迎えました。 被災した友人が語った言葉を詩に構成しました あれから 季節は三巡り また 早い春 梢に 蕾の堅く まだ 早い春 ..
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バーミリオン (R.O.C #3)外堀沿いを走る電車に 揺られ 揺られて 窓から射しこむ光が 少し斜交いになった時 レールを数える音の くぐもった響きの中に あなたの懐かしい声の 微かな余韻を見つけ..
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桜鼠色 (R.O.C #2)猫柳が枝を延べて 小さな陽だまりに 桜鼠色の綿毛が光る 狂おしく抱きしめてた 記憶のひとかけら 桜鼠色の風が攫った なぜにわたしだけ 春まだ来 招けど ..
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あなたに ~魂の言葉~もしも言葉に 魂があるのなら どうしても どうしても 伝えたいことがある わたしは今も 元気でいます と 生き辛い時代を なんとか泳いでいます と 教..
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つつじ色 (R.O.C #1)つつじ色も鮮やかな 滑り台の上に立ち 夕映えの西空を眺めた あの頃 ファーレンハイトを セルシウスに読み替える そんな器用を知らずにいられた あの頃 ..
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季節の物語 ~そのエピローグ~人は 季節の風に生きている 花びらが 風のシルエットに沿って 舞い踊り散りゆく そんな 壊れてしまいそうな 美しい哀れに 心を揺らしながら ..
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二十四節:大寒(晩冬):春隣寒暖を繰り返しながら 春の訪れを待つ あの河の向こうには もう来ているのか 公園の噴水が つららを纏った記憶は 振り向いた景色に 滲んでいきそう ..
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二十四節:大寒(晩冬):寒暁夜明け前のひと時 寒さが底を打つ 早起き鳥のさえずりはまだか 乾いた暁はまだか 寒夜をいくつも眠り 土は霜衣をまとい 冷たい闇をくぐり抜けて 朝日..
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二十四節:大寒(晩冬):蕗の花寒の水の清らかに 雪解けはまだか ちらりほらりと咲くは 蕗の花の白か 烟るように流れる しなやかな風 なにを枕に眠るのか ころころと せ..
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二十三節:小寒(晩冬):寒雀つのる寒さの厳しさに 裸の梢が震えれば 風が鳴らした虎落笛 孤独の傷に染みる あなた宛に出した 淡青色の便箋が戻る 届けたつもりの心は 彷徨ったまま 今も..
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二十三節:小寒(晩冬):花を束ねて花を束ねて ブーケを編む 涙を重ねて 夢を見る 冬の空に 遠い春を見れば 木枯らしさえも 愛おしくなる 雲の切れ端で 階を組み 虹のたもとで 愛の帆を張ろ..
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二十三節:小寒(晩冬):寒入り寒の入り 増しゆく寒さに 凍てつく指先 星空の 増しゆく煌き 寒風の磨き 新玉の年を迎えて 寄る辺なき心 遠ざかる夜行列車の 尾灯の赤を見送る..