記事「ポエム」 の 検索結果 3136 件
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おと ~あいのうた 1~あなたの胸に そっと耳を当てたら 静かに聞こえた 鼓動が 寄せては返す 波のリズムにも似て 穏やかに 確かに 聞こえた 窓の外は雨 梢が濡れる音が 密やかに..
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恋時雨夏の風が巷を染めるころ 深い緑が木陰を揺らす 蝉の声が聞こえ始めた あの遠い夏を呼び覚ますように 哀しいくらいに 遠ざかった風景 それとせせらぎの音 ..
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自分次第 ~COME MORNING Final~朝焼けの空は どこか憂鬱そうで 夜の静けさを まだ ひきずっているみたい この空の色を どんな思いで眺めるか 教科書にも載ってない たぶんすべて自分次第 始..
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現し身 ~COME MORNING 3~同じ朝はない 一つとして けれど必ず朝は来る それだけが永遠の約束 日常を少し離れて 心の風向きを変えて 窓が切り取る 朝の空を眺めてごらん 青..
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その日まで ~COME MORNING 2~朝はなんて素敵 改めてそう思った いつに変わらない景色と それと空の色なのに それは生まれたばかりの 新しい一日だから? それともあなたと過ごすことが 約束されているから? ..
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夜露 ~COME MORNING 1~月と星が 家路に着くとき その名残にと 置いていくのは夜露 花開いて 空見上げるときに 夜露の一片が 風に舞う 昨日までの 哀しみが暮れて 雲の白さに ..
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鬼灯あの日 鬼灯市の 雑踏に揺れながら 浴衣の淡い紅が 夕日に溶けた いつも 鬼灯の色が どこか哀しく見えるのは 遠く幼い日の 思い出に届くから 右手に持った団扇の..
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夏草の中で夕立の名残の 小さな水溜りに 雲の峰が映る 鬼灯の鉢植え 簾の影に震え いつか暮れる西空 レースのハンカチと 日傘の白が 夏の蒼に 鮮やかに映る ..
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青鬼灯あの日 境内の片隅で あなたが見つけた 青鬼灯は 少しずつ 頬を染めながら 色増す 夏空を見ていた いつか 姿を消すだろう 青空に溶けてゆく 白雲のように..
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川沿い川沿いの道を行く 歩道を辿っていく モンシロチョウが一人 川風に舞い踊る 海は今 引き潮か 川は下に流れゆく どうやらいつもよりも 引きが大きいらしい 川向こう..
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夜のしじまに船べりを叩く 波の音はメトロノーム 更けた夜空に 星のダウンライト デッキに腰掛けて 古いギターを爪弾く Smoke Get In Your Eyes 安らぎのメロデ..
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空木梅雨の気配をまとった 薄曇の空に 空木の花の白が 眩しく寄り添う 移ろっていく季節を 名残惜しむような つまやかな その姿 あまりに侘しげ