記事「ポエム」 の 検索結果 3136 件
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柘榴坂明け色の東空 淡い朱に染まれば 明けきらない町に 早起き雀 長い長い柘榴坂 明け色指して下れば 転がりまろびつ 風が追い越す
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時間回廊 ~Corridor of Time FINAL~時間には味があるって あなたは知ってるかしら 恋人と過ごす甘い時間や 自責に費やす苦い時間 時間には色があるって あなたは知ってるかしら 情熱燃やす赤い時間や 怒..
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24 ~Corridor of Time 7~結局あの時代は 歴史的転換点の いわば始まりだったのだろう 古ぼけた記録から読み取るなら 世界的不況をきっかけに アジアから消えた国 ミサイル強行打ち上げが 火種になった第三..
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風化 ~Corridor of Time 6~学生時代に通った道 不思議な気持ちでフワフワ辿る アーケードのついた商店街は 雨の日にとても助かった 抜けたところにある団地群 コンクリートの密集地帯 子供が遊んでいた..
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果て ~Corridor of Time 5~ぼくが版画家になったのは 特別な理由があったわけじゃなく 戦後の焼け跡で拾った 小さな偶然にすぎない 絵心に縁がなく 色彩感覚もなく でも景色観察が好きで 無数の風景画が心に..
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祈り ~Corridor of Time 4~テレビの中で戦争ゲーム 子供が声あげて興じてる そんな光景に慣れてしまったぼくは 親としてどうなんだろう この国は幸いにして 徴兵制度はないけれど 平和を守るための戦争を 時..
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曲水 ~Corridor of Time 3~清らかなる水おもてに 朱の杯浮かぶれば 流れ流れつ詠み人の 詩歌は春の舞 かそけき花の散りぬるを 儚きこといと哀し 夢のいざない淡き恋 霞みゆく山の端 いざ想え..
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拡幅工事 ~Corridor of Time 2~中山道の拡幅工事で 家が移転するらしいと父がいう 昔から変わらないその町の通りを ぼくは愛していた 父の実家は江戸の頃は本陣で 史蹟指定されているけど わざわざそれを移転させて..
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家系図 ~Corridor of Time 1~古い古い蔵に入った もう三十年ぶりくらいに 子供の頃は暗くて怖かった なのに今はどこか懐かしい 歴史という名の埃かぶった 見覚えのある品々 すべてが時に埋もれそうで ..
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糸遊 (いとゆう)前触れもなく 君を抱きしめた 若い風がふいに 足を早めて通る 素振りもなしに 突然のことで 驚かせたかな 君の体が震えた 優しい春の日差し その髪に踊れば ..
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此岸 (しがん)春の色めく風に立つと 想うあなたの横顔 錦織りなすのは木漏れ日 それと遙かな思い出 叶うとか叶わないとか 人は口にするけれど 髪に霜の降り始めた今は ただあなたを想う..
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あなたに あなたに星の数かぞえた 昨日より3本 指を多く折った 些細なことだけど なんだかうれしかった 青い花見つけた 道端にひっそり 風を招いていた 小さなことだけど な..