記事「ポエム」 の 検索結果 3136 件
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惑わされず 流されず知っていたはずのことを いつの間にか忘れるなんて 人間は悲しいね とても悲しいね 例えば 空の蒼さや 咲いた花の美しさに 素直に驚いていた 少年が懐かしい ..
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最終電車最終電車をわざと見送ったのは 決してあなたへの未練ではなく 住みなれた町の夜を もう一度だけ過ごしたいから 遠のく尾灯が星に紛れることで 無理に自分を一人きりにした そうすれば..
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月今宵 月の光の中を 逢いに行ってもいいですか 冬の冷えた風を抱きながら 星の数を数えませんか
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LOVE SONG PartⅢふと目覚めれば 朝の新しい陽射し 梢に煌く風 遠く鳥の囁き ふと思い出す 君の優しい面差し 絶え間のないときめき 遠く夢の中まで きっと初めてではない 君と出..
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雨の夜雨降る物憂い夜は 窓ガラスに額を当てて 雨の冷たさを 体に移してみる 瀟瀟と降る雨の 微かな音に酔いしれ 雫のきらめきを そっと覗き込む 濡れそぼる夜は..
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大空への憧れ大空への憧れを どうぞ 止めないで 届きそうで届かない 大空への憧れを 人生の重さを 計る術を人は知らない 重なる偶然の中に 産まれてくるのだから 傷つ..
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ご挨拶 : 2007年の締めくくり早いもので、2007年もそろそろ幕を閉じるようです。ついこの間2006年のご挨拶を書いていたはずなのですが。月日の過ぎる速さに愕然とします。 今年一年のわたしにとっての大きなニュ..
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冬木立櫛の歯が欠けるように 友の数が少なくなる そのときになって初めて その重さに気付いた 温泉の温もりに包まれて 父がぽつりと言う 思い出が雪のように 心に積もっているのだろ..
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ブルースターコーヒーの香りが 部屋を満たす頃 冬の厚い雲から 金色の光が射した 隣のビルの窓も 眼下の川面も 金色に光ってる 明日晴れるかな 風よ 止まらないで 季節の背..
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NIGHT WALKER冷たい空に 突き刺さる摩天楼 細い霧雨は レースのカーテン 白い季節は もうそこまで来ている 夏の陽射しが 妙に恋しい 気だるい 車のクラクション 街灯の光..
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銀杏並木銀杏並木が向こうまで 一直線に列を作って 冷たい風を 冬色に染めてる あなたと手をつないで 金色の絨毯を踏みしめる こんな風に 二人で歩く瞬間が好き 子供の頃から 見..
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写真祖父の古びた座卓に肘をつき 窓越しに庭の敷石に目をやれば 冬の和やかな陽射しに眩暈して すべてが色を失って見えた 薄い引き出しの奥をまさぐれば 指先が色褪せた写真を探り出す ..