記事「短歌」 の 検索結果 17225 件
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ご長寿の香典返しにキャラメをつける習はしゲゲゲ忌に知る溶けかけた雪が、朝に凍る。 タイヤがぱりぱり、ばりばり、と凍った路面を踏みしだく音が、聞こえてくる。 そして午後にはそれもゆるむ。
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短歌人2月号より その2 会員2身体しかなかった夢の最中にゆっくりと現れるよろこび 相田奈緒 夢を見ている、身体しか見えてなかったところ、身体の持ち主の顔があらわれる。 表情も現れ..
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フォートマクマレーの原にオーロラを見しこと体育座りなどして残菊。
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アラスカの氷河崩れるときのまを消音でみる歌会よりもどり気温が低いので、雪がなかなか融けない。 昨日は気温と地温が逆転したのか、一日靄のようなもので視界が白かつた。 冬はだいたいに鬱が深まる。 こころもから..
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短歌人2月号より その1 会員2メガネのくもる季節ですからメガネふきふきながされる雲をみている 葉山健介 読者も一緒に雲を見ることになる。 か行の音がかろやかに。 梨の..
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「三日月」三日月 地質学者の子供にあれば巡検に付き来たりけり捕虫網持ち またたびの熟れ実は舌に甘し辛しにやーごと言ひてふたつ食べたり 断層露頭見学中止となりにけりキ..
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もういいよひとつ許してあげるからひとつ許してそしてお仕舞ひ雪 少しゆるい。
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ぬかるみを歩くとおもふ日日に三日月うすく透きとほりたり宍道湖
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表情筋ことに口角の歪むとき批判をせむとするとき人が以前ほど活字が好きではなくなつたかもしれない。
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三十年余りを暮らす家であるもはや我が家といふべきである写真は、尉鶲、ジョウビタキ。 この時の雪はもう融けてゐるんだけれど、今日はまた新しい寒波が。 雨は雪に変わりつつ。
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風がきて軒にさがりし蜘蛛の巣も蜘蛛も小虫も消えてしまひぬこの一週間、外出が多く、草臥れ気味。 たのしいことも、草臥れるのさ。
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短歌人1月号より その4 会員1フッフッとひとり笑ひのあふれてはまづ一頭の鹿と出会へり 藤島朋代 一読、つられてわたしもフッフッと笑ひそうになる。 嬉しいこと、楽しいことを考え..