記事「スサノオ」 の 検索結果 273 件
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鏡とピンク石 5 応神帝の藩屏(承前) 大王として特に顕著な実績を持たない応神帝が帝室で重きを為すに至った背景には、母親の大活躍という「神話」の存在もありますが、ほぼ一世紀近くの時間を置いて、再び大王位を巡って後継者争いが起こ..
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仁徳と石上神宮 3(承前) そして、その契機となった出来事の一つが「吉備神宮に祭る天羽々斬剣」の移遷だった訳です。『石上神宮旧記』は「スサノオ尊が大蛇(おろち)を斬り賜いし十握剣」こそが「天羽々斬剣(アマノハハギリ..
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石上神宮と吉備 4 ふつしみたま(承前) 「木事命(こごとみこと)」を雄略朝の物部氏である布都久留大連(ふつくる)の息子・小事連に擬す研究者もあるようですが、新撰姓氏録は明確に「米餅搗大使主命の後」の「男(子)、木事命」と「男(..
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石上神宮 5 名を変える神様(承前) 剣神と雷神それぞれが独立したものであり「威厳」の異なる意匠であっても一向かまわないのですが、筆者の脳裏には古事記の描くアマテラスの「天岩屋戸隠れ」段に見る、次の記述から、どうしても日本書..
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日本神話とキリスト教の共通点これは学研の月刊ムーのムーブックスの紹介で知ったのですが、日本神話とキリスト教には共通点があるのです。 日本神話では父神イザナギが禊払いをした時にアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三神が生まれ、そ..
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剣彦たち 7 出雲との深い縁(承前) ところで鵠を献上した鳥取氏一族は、河内南部を拠点にしていたものと思われ、その祖神を祀った社が上で見た波多神社なのです。神社の古い言い伝えによれば「畑(ハタ)」の地に建てられたので「波多」..
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天津彦根命の系譜 7 滅びの象徴か(承前) オノコロ・シリーズ(旧HP)のファン?である方々なら、それが何なのか既にピンと来ていることでしょう。日本書紀允恭二年条は、 初め皇后(忍坂大中姫)、母に随いたまいて家に在します時に..
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天津彦根命の系譜 5 武器と神祇(承前) 『もうひとつの白鳥伝説』の中で詳述しましたが、垂仁天皇の皇子ホムツワケは大人になっても満足に話すことが出来ません。ところが或る日、空を飛ぶ鵠(クグイ)を見て片言を発します。この時、大王の側..
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天津彦根命の系譜 4 波多都美と角凝魂命(承前) そして、この彦根神社の祭神は「活津彦根命」という神様ですが、天穂日命・天津彦根命と「兄弟」だとされるだけで子孫も見当たらず、逸話も記紀風土記に一切見当たりません。恐らく「天津・活津」の語..
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スサノオとツノゴリ 3 天孫族の祖(承前) 鍛冶集団自体の国内移動については泉南市の北部に当たる柏原市大県(5世紀頃の製鉄遺跡がある)に天湯川田神社が建ち、更に、その直ぐ北にも「垂仁皇子」鐸石別命(ヌデシワケ)を祭神とする鐸日子鐸..
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スサノオとツノゴリ 1石山本願寺との長い闘いの最中にあった織田信長(1534~1582)は、天正五年(1577)三月二日、多数の武将を従え和泉国まで南下します。寺方を豊富な戦力(鉄砲)で支え続けてきた紀州の武装勢力雑..
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スサノオと鉄 5 ワニと一つ目(承前) 記紀神話は複雑で多岐にわたる神々の系譜そして「神話・伝承」を網羅しているため、その全体像を把握することも極めて困難な作業なのですが、このヒメタタライスズヒメという神様を中心に据えると、あ..