記事「ツァラトゥストラ」 の 検索結果 39 件
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《ニーチェ研究資料1883年(1)-ロバの歩み》ナウムブルクのニーチェハウス このときニーチェはジスル=マリーア、妹エリザベトはナウムブルク 1883年7月はじめの妹に宛てた手紙の中でニーチェは「ロバの歩み」と言うべきものについて語っ..
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「超人」の教えは「大いなる軽蔑」を含む (ツァラ・ゼミ13)京都造形芸術大学(通学部)の「総合演習・ツァラトゥストラを読む」の授業が昨日で終わった。演習で学生たちと議論を交わしていると、どんな風な語りをすれば話が通じやすくなるか、問題が共有されるようになる..
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わたしは人間を愛しているのです (ツァラ・ゼミ 10)わたしは人間を愛しているのです (ツァラトゥストラ・ゼミナール10) <承前> https://ookinashomotsu.seesaa.net/article/200805ar..
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カッコを付け直してみる (ツァラ・ゼミ 9)先に「ツァラ・ゼミ 5」 https://ookinashomotsu.seesaa.net/article/200711article_14.html で語ったことだが、ここで議論をもう少し..
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Ein Buch fuer Alle und Keinen (ツァラ・ゼミ8)ツァラ・ゼミを再開する。こういう仕事もついでの時間がないとできないのだが、さいわい京都造形芸術大学で「ニーチェの『ツァラトゥストラはこう言った』を読む」という授業をさせてもらえることになったので、..
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「きみたち」(lasst !):ニーチェの代名詞の技法 (ツァラ・ゼミ 7)今日(2008/1/11)の授業で初めて気がついたことがある。思想としてさほど重要なことではないのだが。テクニックとして、技法として、やはり見逃せない。 それは"nun lasst uns ..
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いきなり超人 (ツァラ・ゼミ 6)今回は少し飛んで序説の3の方を見てみよう。とはいえとりあえず序説の2が「この年老いた聖者は自分の森の中にいてまだそのことについて何も聞いていないのだ、つまり神が死んでいるということについて」とい..
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「ツァラトゥストラ」と「あなた」 (ツァラ・ゼミ 5)『ツァラトゥストラはこう言った』の序説2でわたしが悩むのは人称代名詞の問題だ。こんな悩みは並外れていて、どうにも共感しにくいものかもしれないが、『ツァラトゥストラ』を舐めるように読んでゆくと、ど..
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ツァラトゥストラは変身し…… テキストの紹介 (ツァラ・ゼミ 4)『ツァラトゥストラはこう言った』の序説の2でニーチェがツァラトゥストラの「変身」について語っているところのテキストを紹介しておきます。 >Verwandelt ist Zarathustr..
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ツァラトゥストラの「祝福」(segnen) それは贈与か交換か肯定か? (ツァラ・ゼミ 2)『ツァラトゥストラはこう言った』の序説の1はニーチェ的な贈与の問題を語っている。そのエッセンスを捉えてみよう。 これは先日授業後ある学生から「交換」と異なり「贈与」とは一方的なものなの..
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ツァラトゥストラはふたたび人間になろうと欲している (ツァラ・ゼミ 1)『ツァラトゥストラはこう言った』の序説の1の最後に、こんな言葉があった。 ツァラトゥストラはふたたび人間になろうと欲している。(氷上英廣訳、岩波文庫、第63刷、10-11頁。適宜改訳。以下..
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ニーチェ「ツァラトゥストラ」を読んで第一部ツァラトゥストラの序説〈ワシとヘビ〉「一羽のワシが広大な円また円を描いて空中を飛んでいた。そしてこのワシに、獲物のようにではなくて、女友だちのように、一匹のヘビがぶらさがっていた。というのは、ヘ..