記事「ミヒャエル・ハネケ」 の 検索結果 52 件
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『ハッピーエンド』:しあわせな最期の来ないエンディング @ロードショウ・単館系ミヒャエル・ハネケ監督の最新作『ハッピーエンド』、ロードショウで鑑賞しました。 前作『愛、アムール』から5年、そろそろ嫌な思いのする映画を撮る順番だと監督自身が言ったという。 さて、映画。 ..
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『ファニー・ゲーム』:観客の心の動揺させる底意地の悪い映画 @名画座『炎628』と同時上映されたミヒャエル・ハネケ監督の1997年製作作品『ファニー・ゲーム』。 自身の監督で2007年にハリウッドで『ファニーゲーム U.S.A.』としてリメイクもしているが、どち..
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『愛、アムール』: ふたりでスローダンスを。そして・・・ @ロードショウ・シネコン2012年度米国アカデミー賞外国語映画賞受賞の『愛、アムール』。 前作『白いリボン』でも圧倒されたミヒャエル・ハネケ監督作品の最新作。 公開初日に観に出かけましたが、客席はガラガラ。 シ..
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『海の沈黙』『白いリボン』:モノクロ、ドイツ、戦争の2本立て @名画座キネカ大森にて鑑賞です。名画座としてはトップクラスのラインナップを連発している感があります。 鑑賞から1週間、じっくりレビューを書こう・・・と思いましたが、映画の出来栄えをうまく伝えられるか、自信が..
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映画「ファニーゲーム」をお奨めしようか、迷ってしまう映画です。でも、うまいです。映画というのは、ただの光と影で織り成した絵のようなもので、なにも実体がない。 それは、重々判っているのに、この嫌悪感が沸いてくるというのは、幻燈の魔術師のなせる技。 しかも、種明かしのマジック..
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「ピアニスト」ミヒャイル・ハネケ監督の所謂[ピアノ教師は、どうして変態になったか?」のサブタイトル。人は、一番影響を受けるのは、 実は、偉人でも、ヒーローでもましてや教師でもない。 親なんです。 息子にとっては、父親、娘にとっては母親。 暴力を振るう母親は、その母親から虐待さ..
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[愛 アムール」 ミファエル・ハネケ監督作品だから純愛物語じゃありません。映画の結末は、直ぐに判る。実はそれは事象だけで、やはり序章なんです。 映画は、たくさんの人の人を映し、主人公が2人(ジョルジュとアンヌ)だとなかなか見せない。 「市民ケーン」の見せ方。※ベニーズビ..
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「コード・アンノウン」ミヒャエル・ハネケ監督は、腹を立てて、それから恥じ入らせる。いつもの如し未完成な短編集的断片の繋ぎ合わせ。 まず聴覚障害児たちのジェスチャーゲーム もちろん誰も答えが違う。フリをした少女は首を振ります。 義弟が家出して、義姉にパンをお..
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『隠された記憶』は見終わった瞬時にむかつく映画です。それはミヒャエル・ハネケ監督の思う壺。まず街の一角が映る、しばらく固カメラで。 どこを映そうとしているかわからないけど、 1分程したら、たぶん緑に覆われた家だなと感じる。 2時間を越えて映されたビデオテープと子供の書いたような絵..
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「ベニーズビデオ」は、親の因果が子に報うじゃなく、他人になってしまうんです。映画の冒頭は、豚を殺すシーンから始まります。屠殺用銃器で頭につけて撃つ。 馴れた手付きなのに、豚は即死しなかった、死んでいたのかもしれないけど、体は震えていた。 日本じゃ、ありえない映画です。..
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矩計図週末、ミヒャエル・ハネケ監督の『隠された記憶』という映画を観ました。ミステリーということで、犯人は誰か?ということに囚われがちですが、本当に分からなかったことは、理解しているはずの日常の生活や家族の持..
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白いリボンあぁ、こういう終わり方する映画は好きじゃないんだよな。 ミヒャエル・ハネケの映画だし、気持ちいい終わり方を期待するほうが間違ってるのか。 支配層と被支配層とそれを外から眺める語り部(先生)っていう..
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