記事「世界文学」 の 検索結果 69 件
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失われたカネを求めて読まずに死ねるか という本がある。 失われた時を求めてだ。 この本の訳本は何種類も持っている。 しかし、どれも数十ページで諦めている。 少なくとも数ページ分はそのシーンが目に..
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ドストエフスキーの作品の最高峰「カラマーゾフの兄弟」・江川卓氏によるその続編の内容推定ドストエフスキーの作品は「罪と罰」にしろ、「悪霊」や「白痴」にしろ、いずれも問題性を多く含んだ優れた小説ですが、最高峰は「カラマーゾフの兄弟」だと思っています。カラマーゾフ家の父親が殺され、放蕩者の長..
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ドラマ探訪47 朝ドラ「おちょやん」千代は一平と離婚し新たな女優として復活・「人形の家」のノラの言葉が伏線・香川登枝緒氏による渋谷天外さんの功績朝ドラ「おちょやん」が放送されるまで、浪花千栄子さん(ドラマでは千代)と二代目渋谷天外さん(ドラマでは天海一平)が結婚していたことは知りませんでした。今、ドラマでは、一平が新しい劇団員の女性と浮気を..
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フランス文学探訪24 「ペスト」3 密出国を断念しボランティア活動をした新聞記者「ペスト」の主人公リウーは妻を療養地に送ったままペストのために町が閉ざされた状態が続き、妻に会えませんでした。結局、妻は町が開放される前に死んでしまい、リウーは妻の死に目にもあえませんでした。リウー..
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世界文学探訪12 ニューカレドニアの童話におけるネズミネズミにゆかりのある大豊神社ですが、狛猿や狛鳶(とび)などの珍しいものがありました。写真の右側が狛猿、左側が狛鳶 です。猿が狛犬になっているのは、日吉神社の神の使いが猿だからで、「日吉社 災難除の神..
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世界文学探訪 11 ヨーロッパの童話に見られるネズミの扱われ方写真はやはり大豊神社の狛ネズミをアップで撮ったものです。これは巻物を持っていますが、学問を象徴しています。狛ネズミは大豊神社の末社である大国社にあります。 ネズミがヨーロッパの童話・民話でどのよ..
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なぜハンバートはクィルティを殺したのか ――ナボコフ『ロリータ』についてテクスト: ウラジーミル・ナボコフ、若島正訳『ロリータ』(新潮文庫、2006年) *この文章には、小説『ロリータ』のいわゆるネタバレが含まれます。ネタバレがいやな方は、読了後にお読みください。..
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【読書案内】ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』▲『ロリータ』初版(1955年)のカバー 1.『ロリータ』は読みにくい! しかし、最後まで読むと報われる ウラジーミル・ナボコフ(1899~1977年)の『ロリータ』(1955年)は..
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フローベール著/伊吹武彦訳『ボヴァリー夫人』フローベール著/伊吹武彦訳『ボヴァリー夫人』岩波文庫(上・下)、1996年1月刊(上:第63刷)、192頁、310円;1996年12月(下:第59刷)、272頁、360円 以前紹介し..
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ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 3』ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 3』河出文庫、2010年9月刊、435頁、940円 第3部(後半) アグラーヤの「貧しき騎士」の朗読は、彼の一面を讃えるためと、同時に、彼の行..
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ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 2』ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 2』河出文庫、2010年8月刊、522頁、950円 第2部 夜会での奇妙な事件から6ヶ月後、ムイシュキンは、ふたたび彼のもとから逃げたナスター..
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ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 1』ドストエフスキー著/望月哲男訳『白痴 1』河出文庫、2010年7月刊、395頁、750円 ドストエフスキーは、1821年モスクワ生まれ。 19世紀ロシアを代表する作家です。 新訳が出..
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