記事「作品」 の 検索結果 3240 件
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「子ザルのショウジ」昔々ある暑い国に、子ザルが一匹おりました。子ザルは名前をショウジといいました。 ショウジはある日、お爺さんザルから、こんなことを聞きました。 「寒い国に住んでいるサルは、温泉というものに入って温ま..
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「猫の親子」昔々あるところに、猫の親子がおりました。ある朝、親猫は用事ができて、出かけなければならなくなりました。親猫は子猫に言いました。 「いいかい、私が帰ってくるまでの間、けっして外に出てはいけないよ。外に..
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「おしろい」むかしむかしあるところに、かわいいこどもがおりました。 ところがあるとき死神が、このこどもを迎えにくることになりました。 みんなはたいへん悲しみました。 世界中の人たちも一人残らず悲しみました。..
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「贈り物の卵」昔々、青年がひとりおりました。 青年は町の港に金の船を持っていました。 ところがある日、船に乗ろうとした青年は強盗に襲われて、海に突き落とされてしまいました。 それを見ていた町の娘は青年を海から..
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「十人の人形」(マトリョーシカ書き直し)むかしむかしある町に、こどもがひとりおりました。 こどもは小さな宝物を大事に持っていました。宝物は、小さな宝石でした。 ある朝こどもは、宝物を誰にも見つからないところに隠しておこうと思いました。 ..
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「美しい声の娘と、その母親の話」昔々あるところに、若い娘がおりました。娘は大変美しい声の持ち主でした。そして、素晴らしく上手に歌を歌う事ができました。人々は皆、娘の話す声を聞いてうっとりし、娘の美しい歌を聴いて幸せな気持ちになりま..
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怪談・美人の宿昔々、ある薄暗い山の中に、古い宿屋がありました。この宿屋には、たいそう美しい女将がいました。ここに泊まった客は皆、宿にいる間中、その美しい女将の事ばかりを考えて、自分がこれからどこへ行くのかを忘れて..
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マトリョーシカその2日曜日。日曜日はいつも夜更かし。 本当なら早く寝なければならんのになぜ夜更かしをしてしまうのかというと、それは・・ 一日じゅう自分の思うように時間を使ったので、嬉しくて嬉しくて、早寝などして一日を..
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マトリョーシカその1あららら。もうどうすりゃいいのだか。 しょうもない日記書くくらいならブログ休憩しとこうと思っていたらば一ヶ月もたってしまった。 そしてやっぱり日記など書く気になれん。 日記より話を書きた..
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「美人鏡」3やがて貧しい旦那さんが仕事を終えて家に帰ってくると、貧しい奥さんが台所の床に倒れていました。旦那さんはあわてて奥さんを起こそうとしましたが、奥さんは目をさましませんでした。旦那さんは奥さんを部屋へ運..
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「美人鏡」2隣町のお医者は、その不思議な話を聞いて、貧しい奥さんの様子を確かめたくなりました。そしてこっそり貧しい夫婦の家にやってきました。すると、貧しい奥さんは本当に元気に働いていました。お医者は、 「医者..
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「美人鏡(びじんかがみ)」1昔々あるところに、たいへん貧しい町があり、たいへん貧しい夫婦が住んでいました。貧しい夫婦は一生懸命に働きましたが、なかなか暮らしはらくにならず、毎日ほんのわずかのお芋を夕ごはんにするのがやっとでした..