記事「作品」 の 検索結果 3240 件
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おならばなし「みそいちろう」昔々ある村に、日本一おならのくさい男がいました。名前を、三十一郎(みそいちろう)といいました。 三十一郎がおならをするのは、一年に一度の大晦日だけでした。大晦日になると三十一郎は、おしりをお天道..
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「家に帰る椅子」昔々、ある春の日、お婆さんが家に向かって歩いていました。お婆さんは荷物を背負っていました。荷物はとても重かったので、お婆さんはすっかり疲れてしまいました。お婆さんは言いました。 「もうヘトヘトで一..
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「軽業師」第二稿昔々あるところに、とても身軽な男の子がいました。男の子は、世界一の軽業師になりたいと思っていました。だから、暇さえあれば、いつもピョンピョン、椅子を跳び越えたり、テーブルを跳び越えたり、家の屋根の上..
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「軽業師」第一稿昔々あるところに、ひとりの男の子がいました。男の子は誰よりも身軽でした。いつもピョンピョンと何かを跳び越えたり、屋根に登っては宙返りで跳び降りたりしていました。 他の子どもがまねをして、椅子や犬..
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「何でも入るカバンの話」昔々あるところに、子供がひとりおりました。子供はカバンを持っていました。そのカバンは、『何でも入るカバン』でした。 子供はカバンに、おやつを大事に入れていました。そしておなかがすいたので、おやつ..
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「蝶と若者」昔々ある町に、若者と両親が小さな家で仲良く暮らしておりました。 さて、この町には、たいへん大きなお屋敷がありました。このお屋敷の娘は大変な美人だという評判でした。そして、年頃になったこの美しい娘..
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「おならだいじん」昔々あるところに、貧乏な夫婦がおりました。あるときこの夫婦に男の子が生まれました。夫婦はたいへんよろこびました。しかし、この男の子は生まれたときから、プー、プー、とおならばかりしていました。眠ってい..
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「王さまの金のテレビ」昔々あるところに、王さまがいました。王さまは金のテレビを持っていました。王さまの金のテレビには、「世界中のありとあらゆる素晴らしいこと」が映し出されていました。だから王さまは、世界中のありとあらゆる..
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「黒雲に乗ったさるがみ」昔々あるところに、兄さんと妹と三毛猫が仲良く暮らしていました。 あるとき、兄さんが町へ出かけることになりました。兄さんは妹と三毛猫に留守番を頼みました。そして言いました。 「もし、黒雲に乗った..
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「とかげのしっぽ」昔々あるところに、とかげが一匹おりました。 とかげは日なたでじっとして、体を暖めていました。そして体が暖まったので、自分の家に帰ろうと、チョロロと動きました。 ところが、それをいたずら猫が見..
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「ひなたむし」昔々あるところに、高い塔がありました。その塔のてっぺんの小さな部屋には、窓があって、いつも明るい日がさしていました。そのひなたにはいつも、ひなたむしがいました。 ひなたむしは、ひなたにいるときは..
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牛乳瓶のフタと、「小さな小太郎」昔々あるところに、小さな子どもがいました。名前を小太郎と言いました。 小太郎は本当に小さくて、生まれたときにはヒヨコくらいの大きさでした。そして、十歳になってもまだハトくらいの大きさでした。この..