記事「千のプラトー」 の 検索結果 28 件
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〈中心点は地平線の彼方で共振の点として作用する〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(13)(中97頁1行ー144頁5行)9 一九三三年 ミクロ政治学と切片性 未開および文明化の切片性個々の切片は訴訟をあらわしている。切片性の形象(二項対立、円環、線)はそれぞれ他の形象に取り込まれる。(97頁1行−98頁13行)未開社..
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〈彼女はあまりにも多くのことを知ってしまった〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(12)(中63頁1行ー94頁15行)8 一八七四年 ヌーヴェル三編、あるいは「何が起きたか?」 ヌーヴェルとコント:秘密ヌーベルでは「何が起きたの?」(現在時を過去に追いやる)、コントでは「これから何が起きるのだろう」(現在時を未来へ..
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〈身体の一部が顔になると同時に、人間をとりまく環境は風景となる〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(11)(中13頁1行ー59頁6行)7 零年 顔貌性 ホワイト・ウォール〔白い壁〕、ブラック・ホール〔黒い穴〕顔は意味作用に従わない表現を不可能にする固有の顔貌性をもつ(ホワイト・ウォール〔白い壁〕)。意識や情念(主体性の形態)は共振..
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〈地層を真似ることだ〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(10)307頁1行ー340頁5行6 一九四七年十一月二八日 いかにして器官なき身体を獲得するか 器官なき身体、波動、強度それは実験の総体だ。一九四七年十一月二八日にアルトーは器官に対して宣戦布告した。器官ほど無用なものはない。(3..
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〈雨と冗長性理解〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(9)233頁1行ー301頁4行5 BC五八七年、AD七〇年 いくつかの記号の体制について 専制的なシニフィアン的体制表現の形式はアレンジメントにかかわるが、多岐にわたり自立的であるかのようだ。(233頁1行ー233頁14行)記号..
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〈判事の判決〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(8)165頁15行ー229頁4行4 一九二三年十一月二〇日 言語学の公準Ⅰ 言語は情報を与えるもの、そして伝達するものであろう指令語労働者にシャベルやツルハシが与えられるように、子供たちには言語と、ペンと、ノートが与えられる。情報(..
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〈パニックは創造だ〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(7)149頁8行ー161頁18行内容は表示も意味もないままに、形式化されることがあるが、記号は脱領土化と再領土化の運動における閾をしるす。(149頁8行ー150頁2行)記号はある特定の地層群での表現の一定の形式化だが、意味性はこの一..
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〈見えるものを口で言ってみても無駄である〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(6)128頁4行ー149頁7行内容と表現公理系は地層化に関わる。ある地層から別の地層へと変化するのは内容と表現の区別の性質と位置だ。内容は分子状、表現はモル状だ。分子状の内容は分子間が作用する形態をそなえている。表現には巨視的レベ..
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〈中間的状態〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(5)106頁7行ー128頁3行環境さまざまな(発達の)度合で、そのたびごとの環境に応じて、抽象物は現実化される。発達の度合と形態のタイプを混同できない。発達の度合にしたがってではなく、自らのタイプのおかげでなしえる事項がある。(1..
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〈実質とは形式化された物質〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(4)93頁1行ー106頁6行3 BC一〇〇〇〇年 道徳の地質学(地球はおのれを何と心得るか) 地層地球は地層化が起きている。地層は物質に形を与え、共鳴と冗長性にもとづく安定したシステムのうちに強度を閉じ込めた。地層はコード化と..
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〈距離は強度を意味する〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(3)65頁1行ー90頁11行2 一九一四年 狼はただ一匹か数匹か? 神経症と精神病〈狼男〉という固有名は特異性となる。(65頁1行ー65頁13行)多様体の理論のために要素を、変更する多様体に比べると狂気(精神病)に踏み込むこと..
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〈旅は中間から〉ドゥルーズ+ガタリ「千のプラトー」を読む(2)34頁3行ー61頁7行リゾームは地図だ。蘭はリゾームのうちにあって蜜蜂とともに地図になる。地図は現実につながる実験だ。地図は無意識を構築する。地図は器官なき身体を存立平面へと開く。多数の入り口を持つ巣穴は動物的リゾームで、..