記事「吉村昭」 の 検索結果 135 件
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「帰還セズ」吉村昭著私は吉村昭の歴史小説、医学関係の小説、戦争関係の小説のフアンである。この短編集は、そういう長編を書いた後でまとめたものも含まれている。長編に比べると、重みが違うが、短編であるだけに読みやすい。 ..
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「歴史を記録する」吉村昭著読んだ後に、この本は昔、読んだことがあるなと、感じたが、興味深い本であり再読した。ブログを検索したら2009年9月に、読後感をアップしていた。歳だから、こういうことはよくある。今回は、前のブログを一..
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「大本営が震えた日」 吉村昭 著この本は、太平洋戦争に踏み切り、12月8日に開戦すると決めた後に、その日時の秘匿が漏れるのではないかと大本営が危惧した事件や、手はず通りにいく予定が狂った出来事を取り上げて小説にしている。 ..
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「メロンと鳩」吉村昭著短編集である。 著者は長編では「戦艦武蔵」「破獄」など歴史や事件に取材した骨太な作品で知られるのに対して、この短編集はタイトルでイメージされるようにやや趣向を変えて叙情的なメルヘン色があふれている、..
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「ジョン万次郎」と似た生涯なのに「アメリカ彦蔵」の知名度が低いのは何故か?不勉強な私が「アメリカ彦蔵」という名を初めて知ったのは 松方正義の墓を訪ねて青山霊園へ行った時で 霊園事務所にて貰ったパンフレットを読み 同霊園内の外人墓地に ジョン万次郎と極めて似た生涯を送った「ア..
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【関東大震災】吉村昭 ★★★★★吉村昭の本は【漂流】を読んだ事がある。史実をディテールまで丹念に調べ、迫力のドラマとして見事に再現するという、その作風にすばらしい誠実さを感じる作家だと思う。最近日本の各地で地震が起こってい..
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【漂流】吉村昭 ★★★★☆本書を読んだのは何つながりかというと、前に読んだサムエル・ビョルク【アイム・トラベリング・アローン】に登場する不幸な家庭に暮らす健気な少年が読んでいたのが、ウィリアム・ゴールディング【蝿の王】という..
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「月夜の記憶」 吉村昭 著吉村昭の随筆集である。この本の最後に吉村昭の年譜と、著書目録が付いていて吉村昭の全貌を知りたい読者にとっては便利な文庫本である。 この著書目録をみると、膨大な著書である。吉村昭の小説は好きで、よく読..
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「海馬(トド)」 吉村昭 著副題に動物小説集とあるが、鰻、闘牛、蛍、鴨、羆、鯉、トド関係する人物とその生態が詳しく書かれているが、それら動物が主題ではなく、この副題には違和感があるが、吉村昭の短編小説を7編集めた短編集である。 ..
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「背中の勲章」 吉村昭 著この小説は、太平洋戦争時に日本人として2番目にアメリカ軍の捕虜になったと言う人物を主人公にしたものだ。漁船を改造した哨戒艇の乗組員として赴任した信号兵の中村一等水兵は、その艦で信号長として勤務する。敵..
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「時代の声、資料の声」 吉村昭 著吉村昭の対談集である。対談の相手は沢木耕太郎、久保田正文、和多田進、加賀乙彦、半藤一利、吉行淳之介、色川武大、森まゆみ、城山三郎、饗庭孝男である。 沢木耕太郎との対談では、吉村昭もボクシングを観..
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「白い遠景」 吉村昭 著吉村昭の随筆集である。大きく「戦争と<私>」「取材ノートから」「社会と<私>」「小説と<私>」に分けている。 表題の「白い遠景」とは著者の戦争時の体験であるところの「終戦前の数ヶ月間は、太陽も、..
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