記事「堀江敏幸」 の 検索結果 74 件
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雪沼とその周辺 再読最近の自分は紀行や雑誌などを読書する機会に恵まれているので、それはそれで好きだし楽しんではいるのだけれども、やはりそれでもしばらくすると小説を読みたくてむずむずしてくるのだから、こんな自分でも..
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雪沼とその周辺世界経済がさ、などと言われても、ピンとこないどころか逃げ出したくなるくらいに、自分の身の回りの出来事よりも大きな事象には付いていけないのです。そんななのに頑張り過ぎた前回の教訓を踏まえて、チマチマして..
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回送電車回送電車になぞらえて作者が極めている狭間の文学は、「キウイあり益」を読んでいるときにやってきた。句読点の少ない一文の長い文章を読むと、自分にあてがなくなって、ふわりふわりと漂い始めてしまうのだ。 ..
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めぐらし屋最近感じるんだけど、俺、堀江敏幸さんがいないとダメかもしれない。w 世の中には「この作家さんの本が、人生のバイブル」くらいのことを言う人も多いでしょ。 でも自分は、そんな作家さんには出会ったこ..
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ゼラニウムまさかこんなに好きになるだなんて、思ってなかった。 ただそのときが楽しければ良いと思ってたのに。 これが…恋…? ( ̄◇ ̄ノ)ノ なんてね。w 堀江さんの作品をよく読むようになって、早ウン..
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おぱらばんシリーズ物やお借りした物は別として、そうそう同じ作家さんの著作を読むことはない自分にしては、堀江さんの文章を手にする機会は他に比べて格段に多いと言える。読んだ直後はまるでカンフー映画を観た後の..
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『なずな』/堀江敏幸微細な心理描写と言い、言葉や言い回しの巧みさと言い、いわゆる純文学的色合いの強い作品だ。 筆者の性格か、本作でも主人公のどこかクールで、ナルシズム的空気感が鼻につく部分もあるが、その人間関係..
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△「戸惑う窓」(堀江敏幸)「戸惑う窓」(堀江敏幸)(中央公論新社、2014年1月) 『Chronos 日本版』(2008年3月号~2012年1月号、シムサム・メディア)連載の24編と『Royal Road』(20..
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『彼女のいる背表紙』/堀江敏幸優美な文章を書くという点で、今、この著者の右に出る者は少ない。 力の入った小説となると、美しさを通り過ぎて、少々きざの感さえぬぐえないが、これほど巧みに文章を操られると、もはや舌を巻く他はな..
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日本近代文学館 夏の文学教室+読書記録日本近代文学館、夏の文学教室のご案内が届いた。 昨年、一日だけ参加して、アンケートか何かに回答したからでしょう。 今回で50回目の開催。歴史がありますね。 7/29~8/3 13時~16時2..
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『もののはずみ』/堀江敏幸著者の暮らした、フランスのアンティーク、とりわけ本人の収集したがらくたを中心に思い出を語ったエッセー集だ。 著者が言うには、コレクションに適するような高級アンティークより、どこか生活に密着し..
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『雪沼とその周辺』(新潮文庫)/堀江敏幸人間模様のふんわりとした、実に優しい短編集だ。 どの主人公も、おのおの陰を持っている。 だが、そこには悲壮感はなく、それぞれの人生の中で共存する道を会得してきたような、凛とした覚悟のよう..