記事「大岡昇平」 の 検索結果 41 件
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11 アインシュタイン(承前)寄り道ついでに、もう少し大正十一年について書いて置く。此の年の暮れ、我が国を世界的な有名人が訪れた。物理学者のアインシュタインが夫人と共に来日し、全国で講演を行ったのが1922年の11月から1..
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中原中也とダダイズム 58 バルザック(承前) 1,2聯で自己の現実を分析した中原は、先に述べたダダの問題を、ここでは「技巧」問題として取り上げ、表現方法と表現内容の関係について触れ、定型による表現と破格との対比を試みている。 ..
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中原中也とダダイズム 18 故郷と帰省(承前) 京都の古本屋で見つけた「ダダ」の思想と、言葉そのものにとらわれない破格の表現方法は多くの試作品を生んだが、中原の内部で否応なく肥大化し続けている「センチメンタル」な部分を変革し、また、生..
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体験者が語る “戦争の現実”戦争の悲惨さを知るI氏から、メールが届いた。 「城山三郎と平岩外四の対談」 (大岡昇平「野火」を読む)を読み、 70年前の戦争と今が重なって見えることに驚いている。 このよ..
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青山学院東京にある有名な大学のことではない。 青山二郎は、1901年、東京麻布の裕福な家の次男として生まれた。旧制中学校に通う頃から既に「骨董」品への興味を持ち、二十代の後半には、骨董に関しては天才的な「目..
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ながい旅大岡昇平 著 装画 相原求一朗 人気ブログランキング <内容> 元陸軍中将岡田資の法廷闘争とその経過を、資料や証言を基に書き記したもの。 元陸軍中将岡田資(明治23年4月14日~昭和24..
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「野火」のことと「帰還困難区域」のこと昨日の新聞から。1面「折々のことば」より「『信じる』ということは、仮定形の上には成り立たないのではないか。湯川豊 大岡昇平の小説『野火』は、戦地で小隊からも病院からも見放され、山中を放浪する一等兵を..
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戦いの痕大岡昇平他編『存在の探求(上)(全集現代文学の発見第7巻)』を読む。 本書は、 現代文学の発見, と題された全16巻の一冊としてまとめられたものだ。この全集は過去の文学作..
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証言者大岡昇平・埴谷雄高『二つの同時代史』を読む。 戦後派の巨人二人の、1982年の一年余にわたる対談である。当時、埴谷雄高は72歳、大岡昇平は九ヶ月年長の73歳。いわゆる文士という言葉が..
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歴史小説大岡昇平他編『歴史への視点(全集現代文学の発見・12巻)』を読む。 本書は、 現代文学の発見, と題された全16巻の一冊としてまとめられたものだ。この全集は過去の文学作品..
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日本文学100年の名作 第4巻 木の都(池内紀・川本三郎・松田哲夫)新潮文庫創刊100年記念として刊行された、中短編アンソロジー全集の第4巻。1944年から1953年の10年間に発表された15篇を収録。収録作は、織田作之助「木の都」、豊島与志雄「沼のほとり」、坂..
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歴史を主導するものまだ決まってはいないが軽減税率の有力な案として8%にするという。基本は0%ではないか。どうしてもいるのなら3%か5%に下げるべきだ。将来消費税が20%の時の8%というだろうがそのときは15%になってい..
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