記事「宇野浩二」 の 検索結果 10 件
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思い川・枯木のある風景・蔵の中 宇野浩二 講談社文芸文庫sponsored link ★『枯木のある風景』あらすじ 洋画家、古泉圭造の人生と画業を、その友人たちの視点をから描いた作品。 「芭蕉風の写実と空想の混..
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大正時代のカフェー・パウリスタ古新聞を片付けていたら、今年の4月26日読売新聞の「家庭面の一世紀」という記事に、明治44年銀座6丁目に開いた「カフェーパウリスタ」の事が書かれていた。 開店当時の宣伝文句が「鬼の如く黒く、恋の如く..
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あの時代―芥川と宇野-廣津和郎 その三芥川は歩きながら、廣津に宇野の変調を肯定し、かつ羨望するような事を言った。「若しあのままになったとしても立派だよ。発狂は芸術家に取って恥じゃないからね。――宇野もあれで行くところまで行ったといふ気がす..
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あの時代―芥川と宇野-廣津和郎 そのニ宇野浩二が錯乱する少し前の昭和二年、二月か三月の頃に、廣津和郎は歌舞伎座の廊下で、数年ぶりに芥川龍之介と会っている。廣津が煙草を吸っていると、いきなり芥川が寄ってきて廣津の肩を掴み「おお、君、俺はもう..
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あの時代―芥川と宇野-廣津和郎 その一「あの時代」は廣津和郎の短編で、昭和の初めに彼の友人である宇野浩二と芥川龍之介が、奇しくも同時期に病んでいた様子を活写した秀作である。それは決して意地の悪いものではなく、温かい友情と思いやりが、知的で..
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恋文の女-ゆめ子-そのニ正確な日付は分からないが、昭和40年前後の事と思われる。 その頃、芥川龍之介の未亡人文子夫人は、三男の音楽家、芥川也寸志一家と調布で暮らしていた。 ある秋の日、信州諏訪から突然の来客があった。..
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恋文の女-ゆめ子-その一白玉のゆめ子を見むと足びきの山の岩みちなずみてぞ來し 二十四日 二伸 但し宇野僕二人この地にゐる事公表しないでくれ給へ 大正九年十一月二十四日、諏訪から、佐佐木茂索宛葉書 芥川龍..
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文學の三十年-宇野浩二宇野浩二の著書「文學の三十年」は、20代から50歳頃までに、読んだ本、会った文学者、文学上の出来事やその他の思い出を、月に一度連載して欲しいと言う依頼があって書かれたものだ。 「文學の三十年」とい..
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本郷菊富士ホテル-近藤富枝最近読んだ本なのだが、なかなか興味深かった。小説ではなく、ノンフィクションである。 今は、こんな事は無いと思うが、明治から戦後くらいまで、若い小説家達は交流が盛んで、一緒に暮らしたり、仕事を..
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大阪市中央区の宇野浩二文学碑。天満橋に出掛けた。天満橋の近くの中大江公園には文学者・宇野浩二の文学碑が建立されている。宇野浩二の文学碑を訪れる経緯を描いた後藤明生の「十七枚の写真」(『しんとく問答』所収)が発表された直後、..
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