記事「幕末」 の 検索結果 1454 件
-
「赤とんぼ」(三)物色するまでもなく、相応の男が向こうの店をブラついている。 背が高く筋骨たくましい後ろ姿。原田は早速舌なめずりで近づく。が、 ほどなく腕をねじあげられ、片耳をつかまれると、ずんずん引っ張られてしま..
-
「赤とんぼ」(二)沖田:にしたって今日は売れないなぁ。といって米は買いたいし。 原田:通りの向こうじゃ、「新徴組」のやつらが「新徴栗」を始めたが、 駄目だね。おれらの真似をしたってな、 人気の度合..
-
「赤とんぼ」(一)ここはあの世番外地、四谷大通り。 沿道には出店が並び、いつもなら買い物客で賑わうのだが、 今日は客足が少ない。ちょうど神楽坂の毘沙門天の縁日で、 人出はそちらへと流れ、大通りは威勢のいい兄い..
-
「栗むけば清河」(五)沖田;栗の御礼と言ってはなんですが、どうでしょう近藤先生、 ほかの刀剣好きの人をご紹介しては? 近藤:ふむ、思い当たる御仁がいたっけか? 沖田:いますよ、います。 そこで沖田は息を吸..
-
「栗むけば清河」(四)驚いたのは土方。我に戻って眉を上下させながら、 土方:買うって、おめえ、いってぇ全部で何両になるか、 いいからかんをこくでねぇ。 多摩弁丸出しでせきこんだ。 近藤:こきゃぁ..
-
「栗むけば清河」(三)すぅーっと近藤、土方の目も吸い寄せられるように刃に向けられる。 清河が刀身を動かすたびに、3人の視線もつられて動く。 気に入ればいくらでも欲しい。欲しいのだが、なにせ金がない。 沖田:はぁ~..
-
「栗むけば清河」(二)一気に緊張が走る。尊皇攘夷の名のもとに浪士組を作った張本人だ。 京都で袂を分かって以来、もう2度と会うことはないと思っていた。 故郷の庄内にいると噂で聞いてはいたが・・ あわてて栗の殻を片付けて..
-
「栗むけば清河」(一)ここは市谷柳町あの世番外地、天然理心流道場「試衛館」。 多摩への出稽古から帰館した近藤は、居間に入るなり仰天の声をあげた。 近藤:どうした?この栗は? 居間の中央に山と積まれた栗。栗の殻..
-
武士だって暑いし、寒かった先日は寒かったけど、今日は日差しが強い。 日々気温の変化がめまぐるしい、秋の初めは 着るものに困ってしまう。着たり脱いだり、忙しい。 だけど、昔の武士は調整もできず、我慢するしかなかった。 ..
-
佐藤彦五郎忌日野の名主、土方歳三の義理の兄、 佐藤彦五郎の「彦五郎忌」に参加しました。 大昌寺でねこさんとファンのお仲間と一緒に焼香して、その後墓前でお参り。 ご子孫の佐藤ご夫妻のほか、参加人数は100..
-
岩盤浴で、ほ~初めて体験、岩盤浴。 それも個人のお宅に設置された、個室型。 広さは1,5畳くらいでしょうか。室温は約42度。 水を飲んで、床に仰向けになります。 10分してまた水を飲んで、さらに10分。 ..
-
スコッチテリアのトビー・・・続きです。 実はオールコックは、愛犬を連れていました。 スコッチテリアのトビー。イギリスから連れてきたと言われています。 富士山を登ったかは定かじゃありませんが、 熱海では一緒にいました..