記事「神仏習合」 の 検索結果 74 件
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中臣祓(なかとみのはらえ)神道の祭祀に用いられる祝詞である中臣祓は、一般には、大祓詞(おおはらえのことば)の別名あるいは、その変形と言われていますが、異論もあります。ただ、大祓が、中臣氏によって決まった日時(毎年6月と..
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神身離脱説と護法善神説神仏習合といいますと、神様と仏様が同じであるとする本地垂迹説で語られることが多いですが、奈良時代には本地垂迹説に先立ち、神身離脱説や護法善神説という二つの解釈がありました。 神身離脱説は..
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春日権現奈良の春日大社は、藤原氏のゆかりの神社です。4柱の主祭神は、武甕槌命(藤原氏守護神)、経津主命(藤原氏守護神)、天児屋根命(藤原氏の祖神)、比売神(天児屋根命の妻)です。 とくに、天児屋..
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関東での第六天魔王前回、中世神話での第六天魔王をお話しました。関東では、この第六天魔王の話が、独自の発展をします。 アマテラスは、第六天魔王と取引をしましたので、「虚言仰ラルヽ神」として、一部では、信仰の..
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中世神話の第六天魔王第六天魔王は、元々インド仏教において、仏教修業を妨げる魔を指しますが、日本の中世神話では、興味深い存在として取り上げられています。 『沙石集』でも取り上げられています。作者無住さんが、伊..
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神様を見ること前回、神仏習合の進展で、神様の造形が登場してきたことをお話しました。一方、こうした造形物は、神社に保管され、仏像のように直接拝まれることはありません。やはり、神仏習合後も神様を見ることには、抵..
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神様の造形元々、神様の造形はありませんでした。人は、神様の姿を見てはいけないのです。見てしまうと、神様は去ってしまい、災いがもたらされます。つまり、祟りがあります。 とことが、仏教が普及してきます..
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中世の神と極楽浄土前回、古代から中世にかけての神様の変容のお話をしました。その時期は、ちょうど浄土思想が普及したときでもあります。そのため、神様と極楽浄土がくっつきます。 これまでは、神様がおられるところ..
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古代の神と中世の神元々、神様は怖い存在でした。人知の及ばないレベルで、祟りを与えます。まず、神からから不条理な命令が下され、それに従わない場合は、災いを招いてしまいます。そのため、人々は、この神から命令に無条件..
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反本地垂迹説本地垂迹説では、仏・菩薩が本地、神が垂迹です。仏・菩薩が神よりも優位にあることが前提となっております。 ところが、本覚思想の影響を受けて、こうした仏・菩薩の関係が変化していきます。本覚思..
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山王神道山王神道は、平安時代末期から鎌倉時代に、比叡山延暦寺で起こった神道です。お寺から生まれていますので、本地垂迹説が中心です。 『耀天記』によりますと、山王大宮がお釈迦様となっています。仏・..
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和光同塵(わこうどうじん)和光同塵は、元々『老子』から来ていまして、「光を和らげて塵に同ずる」と、自分の学徳・才能をあえて隠して俗世間の人々と交わることを意味します。これが、仏教に取り入れられて、仏・菩薩が、衆生を救う..