記事「神田映良」 の 検索結果 9 件
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『NINIFUNI』クロスレビュー 神田映良(映画批評)、近藤典行(映画作家)触れあうようで、触れあわない距離 神田映良(映画批評) 「顔」と「ノイズ」の映画。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で強烈な拒絶のオーラを放っていた宮﨑将の顔は、今回、この世界の虚無を吸いと..
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第18回大阪ヨーロッパ映画祭レポート 後編 神田映良(映画批評)ヨーロッパ映画というと、眉間に皺を寄せて鑑賞する「アート」というイメージが一般的なのかもしれないが、今回上映された作品は、そうしたイメージを破る、愉しむものとしての映画が多かったように思う。ポスター..
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第18回大阪ヨーロッパ映画祭レポート 前編 神田映良(映画批評)第18回目も無事に終了した大阪ヨーロッパ映画祭。メインの会場となったホテルエルセラーン大阪は、白を基調とした、清楚な印象。上映が行なわれたエルセラーンホールは、木を多用した温かみのあるホールで、白と..
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映画館だより『一命』 アトラクション的3Dを越えて――『一命』の立体感 神田映良(映画批評)かつてチャップリンはトーキーに反対し、映画は純粋に視覚的な芸術だと主張したという。このところ相次いで公開されている3D映画に対しては今のところ、映画は純粋な平面の芸術だとして反対する声は聞かれないが..
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試写室だより『極道めし』 違和感と虚構性がもたらす可笑しさ 神田映良(映画批評)とある刑務所の雑居房・204房の面々は、受刑者でありながら妙に能天気に暮らしている。新入りの栗原健太だけは浮かぬ顔で、房そのものに慣れない彼には、自分を取り囲む明るい面々もどこか不気味に映じる。陽気..
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試写室だより『無常素描』 記録(ドキュメント)ではなく、情報(ニュース)でもない、アクチュアルな映画 神田映良(映画批評)現実を切りとる、映像という媒体。「現実」を写している面と、写す者、或いは編集者の意思によって切断しているという、この両面が、特に報道やドキュメンタリーでは常に問われる。かつてアンドレ・バザンは、『失..
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大阪アジアン映画祭レポート 後編 神田映良(映画批評)各作品の上映後の質疑応答やセレモニーでは、当然の事ながら通訳を介してやりとりが交わされたのだが、客席では、通訳を待たずゲストの話に直接笑い声を上げる方もいて、舞台のみならず客席もまた多言語の空間とな..
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大阪アジアン映画祭レポート 前編 神田映良(映画批評)3月5日から17日に渡り開催された、大阪アジアン映画祭(以下OAFF)。第6回を迎えた今年度からはコンペティション部門が新設され、才能の発掘の場としての在り方がより高まった。複数の会場で同時並行的に..
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短期連載「大阪CO2に見るインディペンデント映画のいま」最終回 上映展レポート 神田映良(映画批評)2月26日と27日、大阪・梅田のHEP HALLで開催されたCO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪)は、今回で第7回を数える。両日共に、助成作品の上映に加え、トークセッションと特別招待作品の上..
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