記事「筆者(H.H.)の記事」 の 検索結果 216 件
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『狭き門』、みすみす不幸に陥ってしまった魂の記録アンドレ・ジイド(ジッドという表記もあり)の『狭き門』。自分でも奇妙に感じるが、喉に刺さった魚の棘のように昔から気になってしようがなかった。「昔から」というのは、高校生の頃に初めて読んだときに(姉の..
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Ye Jocibites by Name:シオニストに聴いてもらいたい年明けからどういうわけか、自分でもよくわからないのだが、いわゆるフォークソングをかなり熱心に聴いている。もちろん、クラシック音楽もジャズも相変わらず偏執狂的に聴き続けているが、その中にフォークソング..
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正月の二日から(正月からこんな暢気なものを書いていていいのか、こんなものしか書くことがないのかと、我ながら不審に思うが、事実これと似たような場面を目撃し、さすがに地震や飛行機事故とは比較しようもないけれど、瞬間的な..
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たまには詩でも #23 ときどき街中で見られるときどき街中で見られる 幹周りが優に1メートルを超える大木の 無残にも身の丈半分以下に切断された 異様な姿 まさに胴体だけ残されて 四肢も、さらには頭さえも切り落とされた 全身に毛の生..
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わかっているのか?わかっているのか どんなに深い嘆き、激しい怒り、 忌まわしい呪いをもってしても 殺された人が生き返ることは絶対にない たった一人の子どもが殺された母親の 文字通りに胸を押しつぶされた苦し..
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瑣末な誤訳、深刻な誤訳?ガザでの停戦要請は「理解可能」=英外相 寝る前にちらりと見たネットニュースの見出しがこれ。配信元は天下のロイターだそうだ。パレスチナが大変なことになっているときに、こんな瑣末なことはどうでもいい..
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イスラエルとユダヤ人:殺戮はやめてくれもうかれこれ30年以上、レバノンのパレスチナ難民キャンプに住む貧困家庭に仕送りを続けている。子供を抱えた寡婦、あるいは不具になった夫を持つ子育て中の母親などに仕送りを続けてきた身として、いわゆるパレ..
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たまには詩でも #22 まるでフーガの主題のようにまるでフーガの主題のように 何度も繰り返される出会いと別れ ときを隔てて重なる無数の似姿 いつか一つ一つの印象は混じり合い 手元に残る最初の動機 「そんなん、わたしにだってわからんて..
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たまには詩でも #21 ふとしたとき(2022年の夏は、仕事も私生活もかなり大変な夏だった。それでこのブログともすっかりご無沙汰していたけれど、世間が忙しくなるはずの師走になって、ようやく少し落ち着いてきたような気がする。我が身に限らず..
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たまには詩でも #20 しかし、もしかしたら…しかし、もしかしたら… しかしとかかしが不思議に似ているように もしかしたらとけんかしたらが 確かに一部分重なり合っているように 本当は少しも同じところがなかった 君とぼくが どこ..
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国葬と国土強靭化計画誰であれ、暴漢に襲われて命を落としたとあれば、たとえそれが対立するヤクザ抗争の結果であったにしても、聞かされた身としては相応のショックを受ける。だから、安倍晋三という元総理大臣が街頭演説中に、銃とも..
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たまには詩でも #19 およそ40年前の約束およそ40年前の約束 あの幼い日々に君と交わした 世間知らずで純潔だった約束 多くは水に溶けて消えてしまうように あるいは風に吹き飛ばされてしまうように いつのまにかぼくの前から ..
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