記事「結城と孝明」 の 検索結果 15 件
-
【超短編小説】僕と彼女とハクスラ【結城と孝明】「ハックアンドスラッシュ、というらしいんだよ」 「何の話だ」 唐突過ぎる、というのは結城に限っては今更な話。 だが今回は、単語の意味すら分からない。 「切り刻むHackアンド叩き斬るSla..
-
【超短編小説】ロリコンは個性だ【結城と孝明】「ロリコンの話をしよう」 「帰れ」 結城が僕の部屋に入って2秒で話は終わった。 最短記録。 めでたしめでたし、である。 「いいじゃないか、話をしよう孝明」 「・・・話をするのは構わ..
-
【超短編小説】ラノベの功罪【結城と孝明】「孝明、ちょっと聞いてくれ」 「お?」 珍しく直球な登場に、僕は上手くリアクションができなかった。 そうだよ、話があるならそうやって切り出せばいいんだよ。 ・・・と、思ったけれど言わなかっ..
-
【超短編小説】僕と彼女と作業ゲー【結城と孝明】「日本という国の国民性に、資本主義というシステムは合致しないように思う」 「・・・は!?」 いつものように、開口一番意味の分からないことを言う結城。 いや、違う。 今回は何と言うか、意味の..
-
【超短編小説】眼鏡の真髄【結城と孝明】「孝明、眼鏡は好きか?」 ・・・どうしよう。唐突すぎて意味が分からない。 呆然とする僕を無視して、結城は続ける。 「いやあ、俺は最近まで眼鏡のポテンシャルを侮っていた。アレはいいものだ」 ..
-
【超短編小説】ヤンデレは純愛【結城と孝明】「ヤンデレという属性があるだろう?」 「ねえな」 「あるんだよ」 ――恒例、一言で会話を終わらせる試みもあっさりと砕け散って。 結城はやはりいつも通り、ヤマもオチもイミもない話を繰り広げる..
-
【超短編小説】最強という称号【結城と孝明】「最強の能力って何だろう」 「お前を黙らせる能力だな」 「まあ聞け孝明」 そんな感じで、いつもの雑談が始まった。 実のない会話の時間である。 「バトル漫画は数あれど、各漫画における最..
-
【超短編小説】身長と女らしさ【結城と孝明】「背が高くて羨ましいね、と同じ講義を取ってる女子に言われた」 「へえ。よかったじゃないかー」 「・・・まあ、聞け孝明」 ちっ。 最近、僕の全力スルーを見逃してくれない結城さんだった。 「..
-
【超短編小説】マスコットキャラの脅威【結城と孝明】「マスコットキャラって、気持ち悪くないか」 僕の部屋で携帯を弄る結城に問いかける。 「・・・急にどうした」 パタンと携帯を閉じ、怪訝な顔で結城が答えた。 「いや、お前の携帯に付いてるそのマ..
-
【超短編小説】浮気の定義【結城と孝明】「浮気って、どこからが浮気なんだ?」 新刊のマンガ本を片手に、そんなことを尋ねる結城。 「知らねえよ」 即答してやった。 「・・・孝明、最近俺に対する冷たさが増してないか」 そんなことは..
-
【超短編小説】百合の世界【結城と孝明】「百合が流行っているらしいじゃないか」 結城が唐突にそんなことを言う。 いつものことだ。もう慣れた。 「百合って、花の?」 部屋に入るなり意味の分からない発言をする結城に、狼狽えることなく..
-
【超短編小説】強さの数値化【結城と孝明】「強さはすべて数値化すべきだと思うんだ」 自ら持参したスナック菓子を食いながら、結城はそんなことをのたまった。 僕は黙って、それを横からつまみ食いする。 「例えば、アレだ。『戦闘力たったの5..
- 前へ
- 次へ