記事「臨済」 の 検索結果 31 件
-
No.629 臨済 - 幻視や空中の花をわざわざつかまえることはない仲間よ、一瞬のうちに蓮華蔵世界に行き、毘盧遮那(びるしゃな)仏の国に行き、身分解放の国に行き、神通の国に行き、浄土に行き、法身の国に行き、汚れたところに入り、清らかなところに入り、凡夫の仲間となり、聖..
-
No.628 臨済 - それだけでも、君たちが各地で十年修行するより効果があるすでに起こったやつを追っかけてはいかん。まだ起こってないやつを起こさせる必要はない。それだけでも、君たちが各地で十年修行するより効果がある。 --- 臨済
-
No.627 臨済 - 君たちが一瞬一瞬迷いを停止できぬなら...君たちが一瞬一瞬迷いを停止できぬなら、君たちは無明樹をよじ登り、六つの迷いの世界(*1)をさまよい、四つの生き物(*2)の仲間となって、全身に毛をまとい、頭上に角を付ける。 これに反して、君たちが迷..
-
No.626 臨済 - 全て存在するものには実体がないというのが特色である四つの要素でできている肉体はあてにならん。脾と胃と肝と胆などの内臓や、髪の毛、指の爪、口の中の歯にしても、全て存在するものには実体がないというのが特色である。 --- 臨済
-
No.625 臨済 - 仏もなければ法もなく、修行もなければ悟りもない仏もなければ法もなく、修行もなければ悟りもない。そんな脇道に何を探し出そうとするのか。 --- 臨済
-
No.624 臨済 - 私に言わせると、前生の業の名残、条件付きの神通にすぎぬ君たちは言う、「仏は六つの神通力を持っていられる、すばらしいことだ」と。 およそ天人や仙人、阿修羅、大力の鬼神なども神通力を持っている。 すべて仏でなくちゃならん。 仲間よ、心得違いをしてはなら..
-
No.623 臨済 - 決してつくろえるようなものではない他ならぬ君たちという、現在こうして説法を聞いている男が、どんな具合に自分をつくろい、自分を主張し、自分を飾りたてようとするのか。 その男は決してつくろえるようなものではないし、飾りたてられるようなも..
-
No.622 臨済 - 仏を学び、法を学ぶも、地獄行きの業である君たちは「六種の修行の完成をはじめ、五万とある細かい梯子をことごとくものにした」と言うが、私の見るところ、すべて業つくりにすぎぬ。 今、仏を学び、法を学ぶも、地獄行きの業である。 菩薩を学ぶのもや..
-
No.621 臨済 - 経典は、すべて表むきの説明に過ぎないのに...十二種もの経典は、すべて表むきの説明に過ぎないのに、君たちは何も知らないで、表むきの名目にのせられて分別を起こす。いずれも仮のものにすぎず、前世の因果に落ち込んで、三つの迷いの世界に生まれたり死んだり..
-
No.620 臨済 - 名目に取りすがるから...君たちは道を学んで、することをせず名目に取りすがるから、凡と聖という名に引っかかり、そのために心眼をくらまし、ものをはっきりさせることができない。 --- 臨済
-
No.619 臨済 - 完全な本来的な菩薩でさえ...完全な本来的な菩薩でさえ、道理の世界に身をおくと、浄土の中にいながら凡を嫌って聖を慕う。こんな連中は選り好みの心がふっ切れず、汚れと清浄という分別を残している。 --- 臨済
-
No.618 臨済 - 仏もなければ凡夫もいない仏もなければ凡夫もいない、昔もなければ今もないから、つかむならすぐにつかんで手間ひまいらん。修行もなければ悟りもなく、つかむことも失うこともない。 --- 臨済