記事「船戸与一」 の 検索結果 106 件
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猛き箱舟 九月には死人の宴を(1)いよいよ最終章に突入する。 すべての脱出手段を失った香坂は、密輸船に乗り込んで日本へ向かう。 そして、かつてともに脱出したモハメッド・シャリフの敵を討った。 九月には死人の宴を(1) ・ ..
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猛き箱舟 私記5:猛き箱舟もしくは夜々の眠り(1)アルジェの街のカスバに香坂たちは潜伏していたが、次々に追手が迫る。 さて、ここまでの香坂の足取りを地図で追ってみよう。残念ながらグ・エンザは架空の場所なので、予想で示している。 カサブランカ空..
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猛き箱舟 私記4:裁きの大地あるいは砂塵の彼方に香坂はポリサリオ解放戦線に囚われた。 そこで裁判が開かれるが、ポリサリオ解放戦線内の主導権争いで判決はなかなか決まらない。 時間だけが過ぎていくが、同じ牢で知り合ったシャリフに誘われて警備の隙を突..
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猛き箱舟 私記2:昏き日輪あるいは轍のあとを(2)香坂たちはゴーディ・ブキャナン、ネド・アンベルス、グレッグ・ローガンと合流する。 モロッコのアガディールでは、ポリサリオ解放戦線のシャヒーナが負傷したところを助ける運命の出会いが。 私記2:昏..
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猛き箱舟 私記2:昏き日輪あるいは轍のあとを(1)舞台はマグレブに移る。 ポリサリオ解放戦線との戦闘に向けて、一癖も二癖もある奴らが集ってくる。 私記2:昏き日輪あるいは轍のあとを(1) ・ おれは寺尾次郎とともにパリのマルリー空港からカサ..
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猛き箱舟 私記1:灰色熊もしくは夜々の眠り猛き箱舟は部と章に相当するものがある。 今回は「私記1:灰色熊もしくは夜々の眠り」を表題としたが、各私記をまとめる「されども砂に書かれし呪文のごとく」という第一部の名称が付されている。 まず、..
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猛き箱舟 ある隻腕の死者の朧な肖像砂のクロニクルの次は、猛き箱舟のまとめを紹介したい。 猛き箱舟は人によっては船戸与一のナンバーワンの作品だと評することもある傑作である。 なるほど、確かに怒涛の展開で面白くは読める。 しかし..
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山猫の夏 船戸与一山猫の夏 船戸与一 冒険小説の第一人者、 船戸与一最高傑作『山猫の夏』が、堂々復刊! 舞台は、ブラジル東北部の町エクルウ。 アンドラーデ家とピーステルフェルト..
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砂のクロニクル 星屑の唄・風の囁きエピローグ、星屑の唄・風の囁き、である。 クルドの蜂起から2年4ヶ月後のことである。 砂のクロニクルを傑作たらしめているのはこの終章の存在ではないだろうか。 本体の物語ももちろん秀逸だが、そ..
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砂のクロニクル 混沌の流れの彼方(2)混沌の流れの彼方の後半である。 叛乱で混乱するマハバード本部にクルドが突入を開始する。 そこに彼方から戦闘機が飛来する。 そして、2人の男が命を落とす。 第十三の奏 混沌の流れの彼方 ..
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砂のクロニクル 混沌の流れの彼方(1)いよいよクライマックス。 すべての視点がマハバードでのクルド蜂起に合流し、激流のごとくうねる。 蜂起は成功するのか? 裏切りと復讐、激情と咆哮、策略と謀略、生と死。 生きる意味とは何か。民..
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砂のクロニクル 硝煙の渦の向こうへ続いて硝煙の渦の向こうへ、である。 駒井克人たちは2万挺をトラックに積み込み突っ走る。 しかし、途中のボナーブの町ではバリケードが張られていた。 突っ切ろうとする駒井克人のトラックの前で、一人の..