記事「菜根譚」 の 検索結果 424 件
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菜根譚 後集 百三十一 人生は一分を減省すれば白文 人生減省一分、便超脱一分。如交遊減便免紛擾、言語減便寡愆尤、思慮減則精神不耗、聡明減則混沌可完。彼不求日減而求日増者、真桎梏此生哉。 訓み下し文 人生は一分を減省す..
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菜根譚 後集 百三十 波浪、天を兼ねては白文 波浪兼天、舟中不知懼、而舟外者寒心。猖狂罵坐、席上不知警、而席外者咋舌。故君子身雖在事中、心要超事外也。 訓み下し文 波浪、天を兼ねては、舟中懼れを知らざるも、而る..
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菜根譚 後集 百二十九 淫奔の婦は、矯して尼と為り白文 淫奔之婦、矯而為尼、熱中之人、激而入道。清浄之門、常為婬邪之渕藪也如此。 訓み下し文 淫奔《いんぽん》の婦は、矯して尼と為り、熱中の人は、激して道に入《ゐ》る。清浄..
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菜根譚 後集 百二十八 一事起これば則ち一害生ず白文 一事起則一害生。故天下常以無事為福。読前人詩云、勧君莫話封侯事、一将功成万骨枯。又云、天下常令万事平、匣中不惜千年死。雖有雄心猛気、不覚化為氷霰矣。 訓み下し文 一..
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菜根譚 後集 百二十七 人生は原より是れ一つの傀儡なり白文 人生原是一傀儡。只要根蒂在手。一線不乱、巻舒自由、行止在我。一毫不受他人提掇、便超出此場中矣。 訓み下し文 人生は原《もと》より是れ一つの傀儡なり。只..
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菜根譚 後集 百二十六 分に非ざる福白文 非分之福、無故之獲、非造物之釣餌、即人世之機阱。此処着眼不高、鮮不堕彼術中矣。 訓み下し文 分に非ざる福、故《ゆゑ》の無き獲は、造物の釣餌《ちょうじ》..
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菜根譚 後集 百二十五 山林の士は、清苦にして白文 山林之士、清苦而逸趣自饒、農野之夫、鄙略而天真渾具。若一失身市井伹儈、不若転死溝壑神骨猶清。 訓み下し文 山林の士は、清苦にして逸趣、自《おのづか》ら..
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菜根譚 後集 百二十四 花を栽ゑ竹を種ゑ白文 栽花種竹、玩鶴観魚、亦要有段自得処。若徒留連光景、玩弄物華、亦吾儒之口耳、釈氏之頑空而已。有何佳趣。 訓み下し文 花を栽《う》ゑ竹を種《う》ゑ、鶴を玩《もてあそ》び..
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菜根譚 後集 百二十三 山肴は世間の潅漑を受けず白文 山肴不受世間潅漑、野禽不受世間豢養、其味皆香而且冽。吾人能不為世法所点染、其臭味不迥然別乎。 訓み下し文 山肴《さんこう》は世間の潅漑《かんがい》を受けず、野禽《や..
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菜根譚 後集 百二十二 花は半ば開くを看白文 花看半開、酒飲微酔。此中大佳趣。若至爛漫酕醄、便成悪境矣。履盈満者、宜思之。 訓み下し文 花は半《なか》ば開くを看《み》、酒は飲みて微《..
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菜根譚 後集 百二十一 世人は栄利の纏縛と為りて白文 世人為栄利纏縛、動曰塵世苦海。不知雲白山青、川行石立、花迎鳥咲、谷答樵謳。世亦不塵、海亦不苦、彼自塵苦其心爾。 訓み下し文 世人は栄利の纏縛《てんばく》と為《な》り..
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菜根譚 後集 百二十 耳根は飆の谷に響を投ずるに似る白文 耳根似颷谷投響、過而不留、則是非倶謝。心境如月池浸色、空而不着、則物我両忘。 白文 耳根は颷の谷に響を投ずるに似る、過きて留《と》まらざ..