記事「近現代史」 の 検索結果 127 件
-
宮城修「ドキュメント<アメリカ世>の沖縄」屈辱の日(1952年4月28日)から施政権返還の日(1972年5月15日)にいたるまでの、「アメリカ世(ユー)」時代の沖縄の歴史を豊富な史料も参考にしながら、たいへん要領よく解説している。 読み..
-
三谷博「日本史からの問い」私より学年で一年下の筆者のエッセイ集のような書物である。専門の明治維新について、そして、一時期筆者も、その中心で活動された日中韓の学者たちが集まってまとめていた「歴史認識」について、そして、普段はあま..
-
足達太郎他「農学と戦争」東京農大とその報国農場の記録と論評である。このようにごく特定の題材で戦争時の記録と評価を残すことは意義深いことだとおもう。敗戦時も現在もこの国は隠蔽、無責任の連続だから。 しかし、農大の指導者た..
-
堀川恵子「暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ」すばらしいノン・フィクションである。筆者堀川恵子氏の筆力もさることながら、宇品の船舶司令官、田尻昌次氏、佐伯文郎氏や、篠原優氏などが多くの記録を残したこと、それを公開していただいたことが、この本の大き..
-
盛善吉・高實康稔「8ヶ国語訳「世界の人へ」朝鮮人被爆者の記録」「世界の人へ 朝鮮被爆者の記録」という記録映画が、 1981年11月5日劇場公開されている。監督・脚本・製作は、盛善吉氏である。その映画に触発されて、その映画のシナリオを世界に翻訳して広げたいと願っ..
-
保坂正康「陰謀の日本近現代史」「陰謀の」に期待しすぎるとがっかりする。「智恵と知恵の戦い」に期待しすぎるとがっかりする。日本の近現代史にある「陰謀」は、分かっている範囲では、ロクな「智恵」もない、情けない策謀だ、混乱の中のあがきだ..
-
加藤典洋「敗戦後論」久しぶりに本格的な「評論」を読んだ。学生時代は、こんなのばかり読んでいたなあと懐かしむ。「敗戦後論」と「語り口の問題」の二編はなかなか読み応えのある、考えさせるいい評論だ。「戦後後論」は、太宰とサリン..
-
加藤陽子「天皇と軍隊の近代史」「総論 天皇と軍隊から考える近代史」を読めば、筆者のイシューのおおよそはわかる。 第1章からの本文は、その論題を詳細に展開したもので、ある意味、かなり専門的、学術的であるから、理解しにくいところも多い..
-
2・26許しの往復書簡毎日新聞(17/2/9)は、去年89歳で亡くなった渡辺和子さんと渡辺さんの父親で、陸軍教育総監だった渡辺錠太郎を殺害した青年将校の弟との手紙のやりとりを特集している。ノートルダム清心学園理事長だった..
-
43発の銃弾を受けた父親毎日新聞17/1/8の「余禄」で、昨年末に89歳で亡くなられた渡辺和子さんを取り上げている。渡辺さんは、ノートルダム清心学園理事長を務められ、著書「置かれた場所で咲きなさい」でも知られている。記事に..
-
昭和の戦争・日記で読む戦前日本今年還暦を迎えた学習院大学学長の井上寿一氏が、日経新聞に連載していた記事に筆を加えて6月に出版したのが、「昭和の戦争~日記で読む戦前日本」(講談社現代新書)だ。これを読むと、昭和初期から終戦までの歴..
-
2・26事件 娘の八十年~渡辺和子累計200万部のベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者で岡山県ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏は、昭和11年2月26日に起きた陸軍青年将校たちによるクーデターで父親を亡くされた。その渡..
- 前へ
- 次へ