記事「近藤典行」 の 検索結果 17 件
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『NINIFUNI』クロスレビュー 神田映良(映画批評)、近藤典行(映画作家)触れあうようで、触れあわない距離 神田映良(映画批評) 「顔」と「ノイズ」の映画。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で強烈な拒絶のオーラを放っていた宮﨑将の顔は、今回、この世界の虚無を吸いと..
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試写室だより『ふゆの獣』 荒涼とした風景の中で、牙のない獣たちは 近藤典行(映画作家)この映画は、全編を通し、四人の登場人物によってのみ描かれている。きっかり四人だ。それ以外の人間が画面に映ることはほぼない。ユカコ(加藤めぐみ)、その同僚で彼氏でもあるシゲヒサ(佐藤博行)、同じく同僚..
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映芸ダイアリーズ 2010日本映画ベストテン&ワーストテン 若木康輔、近藤典行、萩野亮、千浦僚若木康輔(ライター) ベスト 1 ノルウェイの森(トラン・アン・ユン) 2 ケンタとジュンとカヨちゃんの国(大森立嗣) 3 おとうと(山田洋次) 4 時をかける少女(谷口正晃) 5 パ..
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試写室だより『平成ジレンマ』 「いいかげんにしてくれ」と彼は云った 近藤典行(映画作家)穴があいている。そこかしこに。皆で共同生活する建物内の壁に。殴りつけられたものであろうその穴はかつてあけられたものであり、ごく最近つけられたものでもある。その、同じようで別の穴を見ることが、しいては..
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試写室だより『ベオグラード1999』映芸ダイアリーズ・クロスレビュー加瀬修一(プランナー/ライター) 初めて『ベオグラード1999』を観た時、これはナショナリズムへの拒絶反応や権力志向への嫌悪、右翼思想に対する批評的なドキュメンタリーというよりも、私小説という..
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試写室だより『ロストパラダイス・イン・トーキョー』 どれだけでかく飛ぼうとしたか 近藤典行(映画作家)映画でしか起き得ない大きな嘘を吐くこと、現実を突き破りうる決死のジャンプを試みているかどうかは、それだけで十分その映画の評価基準となる。もちろん、そのジャンプがきれいに着地しているのに越したことはな..
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映画館だより『アヒルの子』近藤典行(映画作家) 『LINE』金子遊(批評家)『アヒルの子』 動物と映画を愛する者に悪い奴はいない 近藤典行(映画作家) 現在ポレポレ東中野で上映中の『アヒルの子』と『LINE』は「ワタシ×家族×ドキュメンタリー」というコピーが付せら..
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2009日本映画ベストテン&ワーストテン 近藤典行(映画作家) 千浦僚(映画感想家)近藤典行(映画作家) ・へばの(木村文洋) ・SR サイタマノラッパー(入江悠) ・あとのまつり(瀬田なつき) 一昨年同様、去年の年末にも「映芸ダイアリーズ」といつの間にやら知らぬう..
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試写室だより『ライブテープ』 恥ずかしさとともに表現することで生きていかなくちゃね 近藤典行(映画作家)「レビューを綴るつもりが ラブレターになって ラブレターを作るつもりが ファイルに保存したまま」なんて影響されまくって替え歌なんかでごまかして困った。個人的な感慨、共感がでかすぎて批評になりうること..
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『イエローキッド』 ラッキーパンチはラッキーなパンチではない 近藤典行(映画作家)まずは出し抜けに、二つの言葉を我田引水、ディレードスチールしてみよう。「いや、当たり前だと思う。密告者は密告する。泥棒は泥棒する。殺人者は殺人する。愛する者たちは愛しあう。……みてごらん、コンコルド..
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試写室だより『ドロップ』ケンカ売るつもりなんかまったくありません近藤典行(映画作家)品川ヒロシ監督作品『ドロップ』はとてもよく出来た映画だ。間違いなくヒットもするだろう。ただこの、よく出来ている、という点を積極的に評価するか、断じて非難するかは、その人の映画に対する思想、信念がモノ..
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試写室だより『へばの』 モニターを介して愛を説く世代 近藤典行(映画作家)北国であると推察できる青白い台地に嵐吹き荒ぶ夜の光景に、素肌を曝け出し男の膝に顔を埋めた女の下半身を中心に捉えた画面が緩慢にオーバーラップしてくる。女と男が何も纏わずにいる室内にはたっぷりと冷気を含..
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