記事「2016年」 の 検索結果 4032 件
-
『ボーダーライン』:麻薬の国のアリス @ロードショウ・単館系『灼熱の魂』『プリズナーズ』などヒネリの効いた映画を連打したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の最新作『ボーダーライン』、ロードショウで鑑賞しました。 今回は、米国とメキシコ国境の麻薬捜査のハナシで、これ..
-
『さざなみ』:妻が夫に抱いた不信の念の原因 @ロードショウ・シネコンシャーロット・ランプリングが本年の米国アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた映画『さざなみ』、ロードショウで鑑賞しました。 45年連れ添った夫婦にはいった亀裂を繊細に描いた映画ということですが..
-
『最愛の子』:無自覚だった悪意に気づいてしまったのか @ロードショウ・単館系今年1月にロードショウされたピーター・チャン監督『最愛の子』、ムーヴオーバーロードショウで鑑賞しました。 都心でのロードショウが終わり、周辺地域での単館系公開も終わりつつある最近、近くの映画館で..
-
『孤独のススメ』:緩やかな描写から一気に加速してカタルシスへ @試写会ディーデリク・エビンゲ監督・脚本のオランダ映画『孤独のススメ』、試写会で鑑賞しました。 オランダ映画というと・・・あまり観た記憶がない。 なので、ちょっと過去の鑑賞履歴を探してみると、『君がく..
-
『仮面ライダー1号』:仮面ライダー1号だけでつくって欲しかった @ロードショウ・一般劇場仮面ライダー誕生45周年記念映画『仮面ライダー1号』、ロードショウで鑑賞しました。 東映の特撮ものを観るのは『キカイダー REBOOT』以来。 いつ観たのか振り返ってみると・・・、2014年。..
-
『オマールの壁』:嘘と裏切りの世界で青春は砕け散る @試写会パレスチナ映画『オマールの壁』、試写会で鑑賞しました。 パレスチナの問題は複雑でなかなか理解できないが、その一端でも垣間見れれば、とおもっての鑑賞です。 さて、映画。 パン職人の青年オマ..
-
『リリーのすべて』:分裂しそうな内面を動的かつ端正に描く秀作 @ロードショウ・シネコン世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人の物語『リリーのすべて』、ロードショウで鑑賞しました。 先日観た『人生は小説よりも奇なり』、先月観た『キャロル』とジェンダーに関する映画が続いています。 ..
-
『人生は小説よりも奇なり』:普通の人々の切ない愛 @ロードショウ・シネコンジョン・リスゴー、アルフレッド・モリナ主演の『人生は小説よりも奇なり』、ロードショウで鑑賞しました。 39年連れ添った同性愛のカップルが結婚式を挙げた途端に、世間の逆風にさらされる・・・ タイ..
-
『これが私の人生設計』:伊国版「女はつらいよ ローマ奮闘篇」 @ロードショウ・シネコン女性建築家を主人公にしたイタリア映画『これが私の人生設計』、ロードショウで鑑賞しました。 イタリア映画を観るのは久しぶり。 昨年、DVDで『ローマの教室で ~我らの佳き日々~』『はじまりは5つ..
-
『僕だけがいない街』:相当粗っぽいタイムトラベル映画 @試写会・シネコン藤原竜也、有村架純主演のタイムトラベル・ミステリー『僕だけがいない街』、試写会で鑑賞しました。 一昨年秋公開の『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』などの佳作もあるタイムトラベルものです..
-
『オートマタ』:ロボットを描きつつも人間を描いたSF秀作 @ロードショウ・シネコンアントニオ・バンデラス主演のSF映画『オートマタ』、ロードショウで鑑賞しました。 観る前は、『アイ,ロボット』のようなロボット叛乱アクション映画かと思いましたが、いえいえどうして。 『ブレード..
-
『虹蛇と眠る女』:ひとも家族も脆く壊れやすい @ロードショウ・単館系ニコール・キッドマンが25年ぶりに故郷オーストラリアで主演した『虹蛇と眠る女』、ロードショウで鑑賞しました。 おぉ、かなりミステリアスで扇情的なタイトルだこと。 「虹(THE RAINBOW)..