記事「poem」 の 検索結果 514 件
-
セピア君は覚えていなかったの それとも忘れたふりしてたの 小さい頃 君に借りた一冊の絵本のこと ずいぶん長い間 借りたままで まだ僕の家にある絵本のことを ささいなこ..
-
坂道蜻蛉を追いかけて 夢中で駆け上がる夢を見た はかなく消えてゆくものを 見上げる瞬間はいつも 果てしなく青くせつなくて のぼり道を踏みしめるたび 途中でゆるみだす靴の紐 太陽..
-
浅瀬水がニガテなら 無理やり水に慣れなくていい 深い水面に住む ヒレのある大きな生き物が S字に身をくねらせてゆく そんな時間に生きてゆくほど ここは器用な世界じゃないし 果て..
-
春トオガラシ冬が来れば春も遠くはない どんなに辛いことがあっても 幸せな日がくるよ 春遠からじ 君が真顔で 僕に伝えようとして噛んだ 春トオガラシ 僕たちの長い真冬の日々は 固く..
-
憧れ七色のたまごを 二十四時間あたため続けたなら 夢の中でなら叶うかもしれない 叶う叶わないそれよりも 虹を仰ぐ気分になれることが眩しい 胸に手をあてるだけで 陽だまりに触れられる..
-
春の予告陽ざしの染み込んだ カーディガンを 羽織るように ささやかな風が起こる まだ寒いから 少しだけ開けた出窓 植木鉢の草花は揺れる 空の神様は 新しい絵の具で 太陽を描こうとして..
-
空の青い鳥. 顔をあげて 空を見たいよ こらえても 涙こぼれてくる 生き辛い思いを 誰か聞いてよ 時を重ねて つなげたい 明日の空に みつけたい 空の青い鳥 ..
-
三日月満たされるものはいつも 大きな全円の光を 放っているけど 欠けたものはなぜかいつも 立ち止まることなく スルーされてゆく なかったことみたいに 生きたくない 精一杯輝く窓辺の三..
-
屋根から屋根へと道から道へと語りかけてくるように 流れてくる休日のメロディー 見たこともない色が つぎつぎと僕の耳を染めてゆく どこにでもある紅茶と 読みかけの雑誌があれば 今日はそれだけで無色透明になれる ..
-
やじるしのしっぽ路地に住む灰色の 子猫の大きなあくびがみたい 曲がり角の終点は つきあたりだけじゃない 見方を変えれば とてつもない 大きな世界だってあるんだ 晴天の芝生の青さが この上な..
-
初春のお喜びを申し上げます輝かしき新春を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
-
喜怒哀楽うつむくことよりも 顔を上げる方がいい 月並みの言葉だけれど 広い空を目にできるから 涙はながれるために 生まれてくるから こぼしてしまったこと 後悔なんてしないほうがいい ..