シミや肝斑などの悩みを解消したいと思っていても、専門的な治療を受けるのはハードルが高いと感じている方も多いはず。
そんな時に試してみてほしいのが、SNSでも人気で愛用者が続出している「ハイドロキノンクリーム」です。
今回は、市販で買えるおすすめのハイドロキノンクリームと、ハイドロキノンクリームのシミ・肝斑への効果、副作用について紹介します、
ハイドロキノンのシミ・肝斑への効果は?
ハイドロキノンは、他の美白成分の.10~100倍もの美白効果があるとされている成分。
シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する効果があるほか、すでにできてしまったシミを薄くする効果もあります。
他の美白成分だと、シミを防ぐ効果があるものばかり。
だからこそ、すでにできてしまったシミを薄くする効果があるハイドロキノンが、シミに悩む多くの方に重宝されているわけです。
しかし、「シミにはハイドロキノンが効果的」とはいうものの、ハイドロキノンが効果を発揮するシミと、そうでないシミとがあります。
基本的に、
・老人性色素斑(日光性色素斑・日光黒子)
・肝斑
・そばかす(雀卵斑)
・炎症性色素沈着
といった、皮膚の表面に近い部分にできたシミに効果があるとされています。
一方で、皮膚の深い部分にあるシミは、ハイドロキノンだけでは太刀打ちができず、シミをどうにかしたいとなった場合は本格的な治療が必要になります。
ハイドロキノンクリームの市販品・医薬品の違いは?
ハイドロキノンクリームには、ドラッグストアや薬局などで購入できるハイドロキノン配合の市販化粧品だけではなく、医療機関で処方される医薬品もあります。
この2つのハイドロキノンクリームの違いは、ずばり「濃度」です。
容易に想像がつくかと思いますが、やはり濃度が高いのは医薬品のハイドロキノンクリーム。
市販化粧品のハイドロキノンクリームは、配合できる濃度の上限が4%までと決められていて、医薬品のハイドロキノンクリームと比べると効果も劣ります。
また、医薬品のハイドロキノンクリームは、医師が患者さんのシミの状態に合わせて、最適な濃度のハイドロキノンクリームを処方してくれるという点も異なります。
濃度が高いと副作用も出やすい!
先ほど濃度の話が出ましたが、ハイドロキノンは濃度が高ければ高いほど、副作用が出やすくなります。
だからこそ、高濃度のハイドロキノンクリームは医師の処方が必要になるわけです。
ただ、ハイドロキノンそのものが刺激の強い美白成分であるため、市販の化粧品の低濃度のハイドロキノンクリームでも副作用が出る可能性はあります。
副作用の詳しい話は、記事の後半で解説しますね。
ハイドロキノンクリームの選び方
選び方①種類で選ぶ
一言にハイドロキノンクリームといっても、ハイドロキノンそのものに「純ハイドロキノン」と「安定型ハイドロキノン」の2種類があります。
【純ハイドロキノン】
混じりっ気のない純粋なハイドロキノン。
濃度が高いため、肌への刺激が強く、浸透力にも欠けるというデメリットがありますが、濃度が高い分効果も高いです。
【安定型ハイドロキノン】
酸化しやすいハイドロキノンに他の美容成分を合わせ、安定させたハイドロキノン。
純ハイドロキノンと比べると濃度が低く、効果も劣るのですが、肌に浸透しやすくなっていて、刺激も抑えられています。
ハイドロキノンを初めて使う方は、安定型ハイドロキノンの使用がおすすめです。
このように、ハイドロキノンには種類があるので、純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンのどちらが配合されているハイドロキノンクリームにするかを決めましょう。
選び方②濃度で選ぶ
ハイドロキノンクリームに含まれている純ハイドロキノンには濃度があり、化粧品としてのハイドロキノンクリームの濃度は、大体1~5%程度です。
濃度が高い分効果は高くなるので、高い効果を求める方には高濃度のハイドロキノンクリームでも良いでしょう。
ただ、濃度が高い分、肌への刺激は強くなってしまうので、その点は注意が必要です。
ハイドロキノンクリームは製品によって配合比率が異なり、敏感肌の人が配合比率が高いクリームを使うと肌荒れを起こす事が有るので注意
— 抜け駆けdiet☆renren即痩せ♪ (@liz_renren) July 31, 2014
逆に濃度が低い場合、効果も低くなりますが、肌への刺激は抑えられるので、高濃度のハイドロキノンクリームと比べると、安心して使用できます。
ハイドロキノンクリームを初めて使用する方や、肌への刺激が気になる方は、濃度の低いハイドロキノンクリームがおすすめです。
ちなみに、先ほどの項目で紹介した安定型ハイドロキノンは、純ハイドロキノンの3分の1程度の濃度です。
そのため、仮に「濃度5%の安定型ハイドロキノン」が配合されたハイドロキノンクリームであっても、純ハイドロキノンに換算すれば1.5%程度の濃度になります。
選び方③価格で選ぶ
ハイドロキノンクリームは高価なものが多く、「効果は感じているけれど高い…」と不満を持つ方も少なくありません。
値段が高いと、使い続けることも困難になってしまいますよね。
そう考えると、続けやすい価格のハイドロキノンクリームを選び、しっかりとケアできるようにすることも大切です。
ハイドロキノンクリームの市販おすすめ比較表
商品名 | 価格・内容量 | 特徴 |
【LANTELNO】 ホワイトH.Qクリーム5.0 |
2,990円(公式サイト調べ) 10g |
純ハイドロキノンが高濃度の5%配合、雑誌やSNSでも話題のハイドロキノンクリーム |
【KISO】 安定型ハイドロキノン10%配合クリーム |
2,526円(公式サイト調べ) 6g |
安定型ハイドロキノン10%配合、8つの無添加で安心して使えるハイドロキノンクリーム |
【濃厚本舗】 ホワイトクリーム |
1,320円(楽天調べ) 30g |
純ハイドロキノン2%配合、顔だけではなくボディにも使えるプチプラのハイドロキノンクリーム |
【プラスキレイ】 プラスナノHQ |
2,200円(公式サイト調べ) 5g |
純ハイドロキノン4%配合、気になる部分にポンと乗せるだけでケアできるハイドロキノンクリーム |
【ホワイトラッシュ】 HQクリーム |
2,640円(公式サイト調べ) 15g |
純ハイドロキノンが高濃度の5%配合、塗って寝るだけで簡単にケアできるハイドロキノンクリーム |
ハイドロキノンクリームの市販おすすめ
【LANTELNO】ホワイトH.Qクリーム
価格 | 2,990円 (公式サイト調べ) |
内容量 | 10g |
主な成分 | 純ハイドロキノン5% ビタミンA誘導体 ビタミンC誘導体 セラミド プラセンタエキス 水溶性コラーゲン アルガンエキス |
ホワイトH.Qクリーム5.0は、純ハイドロキノンが高濃度の5%も含まれているハイドロキノンクリームです。
楽天市場やAmazonなど、大手通販サイトでも大人気のハイドロキノンクリームで、ハイドロキノンのほか、12のサポート成分も配合されています。
気になる部分にポンと乗せてなじませるだけなので、使い方も簡単です。
こちらのホワイトH.Qクリーム5.0は純ハイドロキノン5%ですが、同じメーカーから「純ハイドロキノン2.5%」で、刺激が抑えられたタイプのものも販売されていますよ。
ハイドロキノンクリームを初めて使う方や不安がある方は、2.5%のものから始めてみるのも良いでしょう。
【LANTELNO】ホワイトH.Qクリーム5.0の口コミ
何度もリピしています。
皮膚科のシミ治療でハイドロキノンを使いましたが、それより濃度も高く価格も安くコスパがいいのでよく購入します。
日本製なのも安心して使えます。
顔のシミはほとんど分からなくなり、今は腕や足にあるシミに使用しています。
ただ、ハイドロキノンは2~3ヶ月ほど使用したら間を開ける方がいいようなので、長いスパンでシミ治療を頑張っています。
クリーム状なのでシミに薄くのせる感じで塗れるのも気に入っています。
頬のシミが気になり口コミをみて使い始めましたが、確実に薄くなりました!
夜のみ お手入れの最後にピンポイントで少し塗り込み その上からチョンと重ね付け。
1本を使い切る前に 気になっていたシミはほとんど気にならなくなり、逆に他の薄いシミが気になり出して、チョンチョンと10ヶ所位塗っていますが 全体的に薄くなったのを感じます。
完全に消えるわけではないので、やめたらまた濃くなるのかもな…とは思いますが、シミが薄くなると顔のくすみも取れていくように感じるので手放せません。
【KISO】安定型ハイドロキノン10%配合クリーム
価格 | 2,526円 (公式サイト調べ) |
内容量 | 6g |
主な成分 | 安定型ハイドロキノン10% ヒト脂肪細胞順化培養液エキス α‐アルブチン コウジ酸 プラセンタエキス ヒアルロン酸Na グリチルリチン酸2K 酸化セリウム(紫外線散乱成分) |
安定型ハイドキノン10%配合クリームは、その名の通りで、安定型ハイドロキノンを10%配合したハイドロキノンクリームです。
酸化に弱く劣化しやすかったハイドロキノンを安定化、肌への負担も少なく済む上に、角質層にも浸透しやすくなっています。
また、10種類の整肌成分と紫外線散乱剤も配合されていて、シミやそばかすだけではなく、肌荒れを防ぐことも可能にしています。
こちらのハイドロキノンクリームのメーカーであるKISOでは、
今回紹介した安定型ハイドロキノン10%配合クリームのほか、
・安定型ハイドロキノン2%
・安定型ハイドロキノン5%
・純ハイドロキノン2%
・純ハイドロキノン5%
・純ハイドロキノン8%
といったラインナップもそろっていますよ。
【KISO】安定型ハイドロキノン10%配合クリームの口コミ
毎晩シミにピンポイントでクリームをつけています。爪楊枝のような細い棒を使ってそっとのせています。
翌朝顔を洗ってクリームを塗ったところを見るとそこだけ薄い薄い表皮が剥がれそうになっていて、それを優しく拭き取るとシミが少しずつ剥がれて行くのが分かります。
これが目に見えて剥がれ落とせていくので毎晩のお手入れが楽しみになっています。そろそろなくなりそうなのでリピート申込みするつもりです。
夜、洗顔後に目元の気になるシミに塗っています。まだ数日ですが確実に小さくなったり薄くなっています。
おかげで頬の薄いシミが目立つように(笑)
あまり頑丈な肌でもないですが、刺激もありませんでした。
根気よく使い続けようと思います。
【濃厚本舗】ホワイトクリーム【プチプラ】

価格 | 1,320円(楽天調べ) |
内容量 | 30g |
主な成分 | 純ハイドロキノン2% グリチルリチン酸2K ヒアルロン酸Na |
ホワイトクリームは、純ハイドロキノン2%のハイドロキノンクリームです。
気になる部分に塗ってケアするだけで、コンシーラーのいらない肌へと導いてくれます。
こちらのホワイトクリーム、ハイドロキノンクリームとしてはコスパがかなり優秀。
30gの大容量であるにも関わらず、1,320円とプチプラで、ボディにも使うことができます。
【濃厚本舗】ホワイトクリームの口コミ
嫌で仕方なかったシミが消えました!
写真は開始前と6週間目です!赤くはなっていますが。
薬局で買ったビタミンCの美容液ぬってからスポット使いしています!2週間目くらいから薄くなっていきました!
嬉しすぎてお友達にも教えてます♪
このお値段で効果が出るなんて驚いてます!
まだまだあるのでほかのところにも塗ってます!
ぜひ1回試してほしいです!
シミが薄くなりました!本当に、薄くなっています。妹にもおすすめしました!
【プラスキレイ】プラスナノHQ

価格 | 2,200円 (公式サイト調べ) |
内容量 | 5g |
主な成分 | 純ハイドロキノン4% アスタキサンチン レスベラトロール セラミド |
プラスナノHQは、純ハイドロキノンが4%配合されたハイドロキノンクリームです。
肌なじみを良くする成分を配合することで、気になる部分に集中的にアプローチできる設計になっています。
いつものスキンケアにプラスして、気になる部分にポンと乗せるだけでOKなので、使い方も簡単です。
【プラスキレイ】プラスナノHQの口コミ
《即効性》はないが《確実に消える》シミは消えてもまた同じ所にシミが出来る
こちらの商品は刺激がほぼなく《継続》 して使用するのには向いていると思う。
《効果》がありこのお値段なら最高!
某有名大学病院で一部の人にしか処方されないシミ消しクリームを愛用していました。コロナ渦で病院に抵抗感があり病院のクリームの代わりを探してこの商品を見つけました。即効性のある病院処方クリームは毛穴がピリピリ・ちくちくしシミが一度濃くなりヒリヒリ痛い感じ。
一週間塗ったら一週間なにもせず様子見
…シミが消えています。この商品を使い2日目にシミ部分に少しのピリピリ感が
これは効く!!と思いました。更に2週間…シミが凄く薄くなっています。
【ホワイトラッシュ】HQクリーム
価格 | 2,640円 (公式サイト調べ) |
内容量 | 15g |
主な成分 | 純ハイドロキノン5% EGF FGF ビタミンC誘導体 水溶性プロテオグリカン スクワラン α‐アルブチン |
HQクリームは、純ハイドロキノンを5%配合したハイドロキノンクリームです。
濃度が低い安定型ハイドロキノンを使わず、純ハイドロキノンを使用することにこだわった末に誕生したハイドロキノンクリームで、Instagramでも話題となっています。
ピンポイントで塗って寝て、翌朝洗い流すだけで紫外線ダメージのケアできるので、使い方もとっても簡単です。
【ホワイトラッシュ】HQクリームの口コミ
約2ヶ月使ったところです。シミ・ソバカスがだんだん薄くなってきました! ただ、シミの種類にもよるのか、薄くなったシミと、あまり変わらないシミがあります。
また、もともと肌の奥の方にあったのが出てきた?のか、ちょっと濃くなってきたものもありますが、それでも使い続けたらきっと薄くなるだろうなと思えるくらいになっているので、全体的にはとても効果が出ていると思います。
私は肌が強いのか、肌が赤くなったり皮がむけることはありませんでした。ただ使うと、熱くなるような感じの時もあるので、刺激はあるのだと思います。
もう少し使い続けてみようと思います。
今回2回目の購入です。シミは確実に薄くなります!頬のシミをコンシーラーで隠し、その上から厚くファンデーションを塗る!と言う生活はなくなりました!今は本当に薄化粧です。嬉しくて嬉しくてたまりません!もっと早く購入して使えば良かった…
色々使って来ましたが、なかなか薄くなりませんでした。
このまま使い続けたらシミなどなかった事になりそう。なったらいいな。
少し赤みが出る事や皮が剥けるなどありますがシミが薄くなっていくのを見ていれば気になりません!このまま使い続けます。
ハイドロキノンクリームの副作用について
ここまででも何度か解説している通り、ハイドロキノンは刺激が強い成分。
そのため、使用することで副作用が出る可能性があります。
具体的には、次のような副作用があると言われています。
・赤み
・かゆみ
・かぶれ
・シミが濃くなる(紫外線による刺激を受けやすいため)
・白斑(長期間に渡る使用で出やすい)
副作用の可能性を知っておこう
刺激が強い成分である以上、先ほど挙げたような副作用も出やすいということを事前に知っておくことは、ハイドロキノンクリームを使用する上でとても重要です。
そしてこの副作用は、濃度が高いものほど出やすいので、できるだけ濃度が低いものから使うようにすると良いでしょう。
こんな時は皮膚科を受診して
ハイドロキノンクリームを使用していて、先ほど挙げたような
・赤み
・かゆみ
・かぶれ
・シミが濃くなる
・白斑
といった副作用が出た場合は、使用を中止して皮膚科を受診しましょう。
また、使用する前には必ずパッチテストを行い、パッチテストで異常が出た場合は「使用しない」という判断をすることも必要です。
もし仮に、パッチテストで肌に合わないことがわかっても、医師の診察のもとで、医薬品としてのハイドロキノンクリームを処方してもらったり、その他の治療を受けたりすることもできます。
ハイドロキノンクリームが使用できないからといって、シミやそばかすなどの悩みを解消する道が途絶えるわけではないので、安心してください。
参照:副作用についてはコチラの情報を参考にしています
六本木スキンケアクリニック院長 鈴木 稚子さんの解説
医師大見 貴秀さんの解説
ハイドロキノンクリームの効果的な使い方
ハイドロキノンクリームは、1日1回夜の洗顔が終わった後に塗るのが効果的とされています。
基本的にクリームタイプのハイドロキノンは、部分的なケアに用いられることが多いので、シミ・そばかす・ニキビ跡など、気になる部分に塗りましょう。
そして、ハイドロキノンクリームを塗った部分は乾燥しやすくなるので、しっかりと保湿ケアをしてあげましょう。
ちなみに、「なぜ夜なのか」というと、先ほども解説した通り、ハイドロキノンそのものが紫外線の刺激を受けやすい成分だから。
つまり、朝の洗顔後に塗ってしまうと、ケアしようとしていたシミやそばかすなどが逆に濃くなってしまう可能性があるので、夜のスキンケアに取り入れるようにしてください。
なお、シミやニキビ跡に特化した化粧品については、以下の記事でも紹介しているので、そちらも是非参考にしてください。
>>シミ美白ケア化粧品おすすめランキングについて詳しくはコチラ
ハイドロキノンクリームに関するQ&A
併用する場合は、「ハイドロキノン→トレチノイン」の順になります。
まずはハイドロキノンでシミを薄くして、その次にトレチノインでシミを排出するという形です。
基本的にトレチノインは、医療機関でしか手に入らないものなので、その点は注意してください。
ただし、ヒトでは発がん性の因果関係が判明しておらず、国際機関による評価でも未分類とされている状況です。
(引用元:https://ic-clinic.com/column/hydroquinone/)
このように、ハイドロキノンに発がん性が指摘されているのは事実ですが、人間の体ではどうなのかということは、まだはっきりとしていません。
ただ、日本では化粧品に使用できるのが濃度2%未満、医療機関でも濃度5%未満に抑えられたハイドロキノンクリームが処方されるので、それほど心配はいりません。