バイクを売ろうというとき、まずは相場を調べてネットから買取してもらうという方法が一般的です。
バイクの買取では、ポイントを抑えておけば相場よりも高く売れることがあります。
ただし、バイクの買取はトラブルも発生しがちですので注意しましょう。事前に知識があれば、スムーズに高く売ることができます。
まずは良く調べてから業者に連絡して査定してもらいましょう。
業者名 | 特徴 | 買取方法 | 出張買取対応エリア | 主な店舗 | 売却後の減額 | 手続き代行 | コールセンターの受付時間 | 入金方法 | 入金までの時間 | 連絡手段 |
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バイク館SOX | 買取金額が高めで、売った人からも評価が高い。接客も好印象という口コミ情報が寄せられている。 | 出張・店頭 | 全国 | 北海道・東北地方・関東・東海・関西・四国・九州 | 店舗による | あり | 特に記載なし | 銀行振込 | 契約後3営業日以内 | 電話 |
バイクパッション | 公式サイトが充実しており、役立つコンテンツを多く掲載している。買取金額にも納得感があると評価されている。 | 出張・店頭 | 全国 | 神奈川県・大阪府 | なし | あり | 午前8時~午後10時 | 銀行振込・現金払い | 契約後1営業日以内、当日現金払い | 電話 |
バイク買取センター | 買取価格はこれで充分という評価がされている。査定を受けるだけでクオカードがもらえるという点も高評価。 | 出張・店頭 | 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 | 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 | 店舗による | あり | 午前10時~午後7時 | 銀行振込・現金払い | 契約後1営業日以内、当日現金払い | 電話・メール |
レッドバロン | 査定時間が長いが、減額査定はなく、まずまずの買取価格に落ち着く。バイク買取の大手という安心感がある。 | 出張・店頭 | 全国 | 全国 | なし | あり | 特に記載なし | 銀行振込・現金払い | 契約後1営業日以内 | 電話 |
バイク王 | LINEを使ってオンライン査定ができる。ただし、買取価格はやや低め。交渉次第では価格アップも可能。 | 出張・店頭 | 全国 | 全国 | 店舗による | あり | 24時間受付 | 銀行振込・現金払い | 契約後4営業日以内 | 電話・LINE |
バイクボーイ | 買取金額はあまり高くないため、交渉が必要という点が面倒と評価されている。最初に提示された金額と10万円以上も異なったというケースもある。 | 出張・店頭 | 全国 | 茨城県・千葉県・東京都・愛知県・大阪府 | 店舗による | あり | 24時間受付 | 現金払い | 当日現金払い | 電話 |
グッドバイク | 自社で販売するため、中間マージンが発生しない。高額査定が期待できる業者のひとつ。ただし、交渉には多少の時間がかかることが多い。 | 出張・店頭 | 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県 | 関東地方 | 店舗による | あり | 午前10時~午後8時 | 現金払い | 当日現金払い | 電話 |
バイクワン | 全国で出張査定が可能。車種や排気量などの情報からオンライン査定が可能。 | 出張・店頭 | 全国 | 全国 | 店舗による | あり | 24時間受付 | 現金払い | 当日現金払い | 電話 |
バイク査定ドットコム | 大都市圏を中心としたバイク買取の専門店。ホームページで買取相場を調べることができる。 | 出張 | 関西エリア・関東エリア | 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県・福岡県 | 店舗による | あり | 24時間受付 | 現金払い | 当日現金払い | 電話 |
覚えておきたいバイク買取の知識
①バイクの買取価格の相場とは?
バイクを売ろうとしたとき、どのくらいの価格で売れるか気になるところでしょう。
バイクは車種や年式、走行距離、コンディションなどの複合的な要素で買取価格が決まってきます。同じ型で同じ年式のバイクであっても、他の要素が異なれば買取価格も変わります。
また、まったく同じコンディションのバイクが同時期に売りに出されるということは非常に考えにくく、正確に売却価格を推測することは困難です。
とはいっても、バイク買取価格にはおおよその相場があります。たとえば、購入後5年が経過したバイクの相場は購入価格の40%から50%ほどと言われています。この辺りを目安として考えるといいでしょう。
一般的に自動車は購入価格の30%から40%が買取価格となることが多いことから、バイクは値下がりがしにくい傾向があると分かります。
バイクは趣味としての要素が強いため、あまり流通性が高い商品ではありません。車のように頻繁に売買されるものとは事情が違います。
バイクと自動車の生産台数を比較しても、バイクは圧倒的に流通量が少ない車両です。マイナーチェンジを頻繁に繰り返すのもバイクの特徴で、このために希少性が高い車種が多い傾向があり、バイクは値崩れしにくい中古車と言えるでしょう。
②査定額の出し方
自社で販売する店
査定額の出し方は、買い取った後の販売方法によって異なります。良くあるケースは、バイクを買い取ったお店が自社の工場でメンテナンスと清掃などを行って次のオーナーに売却するというものです。
このとき、バイクという商品の性質上、在庫リスクが査定額を左右します。
その買取店の在庫が足りなくなっている人気車種であれば、すぐに売れるという判断から高額査定になることもあります。逆にあまり人気車種でもなく、在庫も余っている状態のバイクなら、低い査定額にとどまる可能性もあります。
オークション
自社販売店を持っている店舗ではなく、オークションで販売をする会社の場合は、そのときのオークションでの成約相場と照らし合わせながら買取価格を提示します。
オークションで落札したバイクに利益を乗せて販売するため、最終的な価格には落札者の利益と出品者の両方の利益が乗っていることになります。そのため、オークションで販売する買取業者のほうが買取額が低くなる傾向があります。
③買取額に影響するポイント
車種
買取価格に大きく影響するのが車種です。人気の車種なら年式が古くても買いたいという人が多いので、査定額が高額になります。なかには絶版車でプレミアが付いて購入額以上の価格で取引されることもあります。逆に、不人気車種だとあまり高額の査定は期待できません。
年式
年式も査定額を出すのに外せないポイントです。基本的には年式は新しいほうが査定はプラスになりますが、バイクにはマイナーチェンジがあるため、特定の年式のデザインやカラーが人気があるというケースもあります。
そのため、一概に新しければ査定額が高くなるとも限らないというのが、バイクの買取の特徴とも言えます。
また、年式の割には走行距離が少ないほうが基本的には評価は高くなります。
3.コンディション
エンジンの状態やフレームの歪み、傷や故障の有無、カスタムの状況といったコンディションも査定額に大きく影響します。同じ車種や年式でもタンクにヘコミがあったり、カウルが割れていたりといった外見上の不利があると査定額は下がります。
また、バイクの場合はカスタムしていることが多いため、純正パーツがあるかどうかも大きなポイントとなります。
バイクを高く売るためのコツとは
①査定のポイントになるところ
エンジンのコンディション
バイクで最も重要なのはエンジンです。そのため、査定ではエンジンのコンディションは重要なチェックポイントとなります。スターターやキックできちんとエンジンがかかるか、アイドリングが不安定ではないか、音は正常かどうかなどを確認します。
白煙がマフラーから出ているときには、その匂いまでチェックします。白煙の匂いからエンジンのコンディションが分かるからです。
エンジンがかからない車体だと、そもそも査定を受けられないと考えがちですが、専門店ならエンジンがかからないバイクでも査定してもらえます。ただし、買取価格は低くなります。
電装部品
公道を走るには、ウインカーやヘッドライトなどがしっかり動作する必要があります。そのため、査定では電装部品のチェックも行われます。
ヘッドライトやウインカーが点灯しない場合、単に電球切れならあまり問題はありません。
そうではなく、そもそも電装系に問題があるときには部品の交換が必要になるので、査定額に影響します。
足回り
バイクの走行に大きく関わるのが足回りです。安全性にも深く関わってくる部分なので査定では入念にチェックされます。
スイングアームやフロントフォーク、サスペンションのほか、ホイールに歪みが生じていないかもチェックされます。
ブレーキの効きも重要です。ディスクブレーキを使っている車種なら、パッドがどの程度消耗しているか、ディスクの摩耗具合なども確認します。
また、ブレーキオイルの漏れがあると安全性を大きく損ねるため、ここの入念にチェックされます。
ボディの傷やヘコミ
バイクは見た目も重要です。明らかに見た目が悪い車種よりは、キレイなもののほうが査定では好印象となります。カウルやタンクに傷やヘコミがないかをチェックしますし、目立たない部分も目視で確認します。
エンジンやフレーム、ラジエーターなどに傷やヘコミがないかを確認することもあります。
外装となるカウルと違ってこういった部分には傷は生じにくいものです。そのため、もしヘコミなどがあったら、原因まで考えてチェックされます。
②査定前の準備
高く売れるタイミング
バイクは売りに出すタイミングによって査定額が異なります。バイクが最も売れる時期は毎年3月から4月です。売るならこのタイミングを逃さないようにしましょう。
この時期は、春休みやゴールデンウィークに向けてバイクを買おうとする人が増えるため、買取店も力を入れます。
逆に、12月から2月ごろにかけては、購入を考える人が減るため、査定額も低くなりがちです。
洗車しておく
見た目は非常に重要な査定ポイントです。そのため、査定を受ける前に念入りに洗車しておきましょう。泥まみれのままだと、コンディションが悪くなくてもそう思ってもらえない可能性もあります。
サビがあると査定にマイナスですので、できる限り除去しておきましょう。サビを落とすクリーナーはホームセンターなどで入手できます。
メッキパーツがくすんでいるのも査定額に影響を与えるので、綺麗に磨いておきましょう。
純正パーツを用意
バイクを社外パーツでカスタマイズしている人も多いでしょう。そういうときでも、査定のときには純正パーツも準備しておきましょう。高価な社外パーツを装備している場合でも、それが必ずしもプラス査定につながるとも限りません。
カスタマイズしているバイクはその分だけ買い手の幅を狭くします。中古バイク販売店とすると、できればノーマルな状態で販売したいと考えています。高額査定を考えているなら、純正パーツも一緒に持ち込みましょう。
エンジンを磨いておく
エンジンが外から見えるタイプのバイクはキレイに磨いておきましょう。アメリカンやネイキッドタイプの車体は、エンジンがデザインの一部でもあるため、忘れずにキレイにしておきましょう。
エンジン専用の耐熱ワックスなどが販売されています。普通のワックスやコーティング剤などはエンジンには使用できません。
ワックスはエンジンにスプレーしておき、クロスで拭き取るだけなので簡単です。
③査定のコツ
希望価格を言わない
バイクの査定では、担当者から「ご希望の価格ってありますか」などと訊かれることがあります。ここで、素直に答えてしまうと自分から査定額を低くする結果になることもあるので注意しましょう。
たとえば、希望額を「20万円で」と伝えたとき、本来は30万円の価値がついたとしても20万円で買取される可能性があります。
基本的に、査定担当者はほとんど最初は低めに金額を提示してきます。少しでも安く買い取るというのが仕事ですので、ある意味当然と言えるでしょう。いきなり高額を提示することはありません。
ここで素直にそのままの金額で交渉を終わってしまうと損をすることが多くなります。
交渉次第で査定額がアップすることは多いので、最初に提示された金額で即決しないようにしましょう。
大切なのは、あらかじめある程度の相場を調べておくことです。低すぎる金額を提示されたときに対応できるようにリサーチしておきましょう。
「今」に騙されない
査定で良くあるのが「今なら高く買い取れます」「早めに決めてくれれば高値で売れます」などといった文句で、交渉させないという方法です。バイクを少しでも高く売りたいと思っている人にとっては、魅力的な言葉に心が揺れるでしょう。ただ、バイクの価値が2日や3日でいきなり下がったりすることは考えられません。
「今なら」というのは査定担当者が早く商談をまとめたいときに使う常套句です。そこで即決せず、「考えさせて欲しい」と言ってみましょう。
複数の買取店で査定してもらう
少しでも高値でバイクを売りたいなら、複数の買取店で査定を受けましょう。それぞれの査定額を比較できます。バイクは買取店で大きく値が異なる商品のひとつです。
いくつかの買取店で査定してもらい、一番高値をつけてくれたところに売却します。1社でしか査定を受けていなければ、比較する対象がありません。
複数の店舗に持ち込むのも良いですが、あまり効率が良くありません。手間も時間もかかります。ネットの一括査定サイトを使うと、ある程度絞り込めます。
バイクでは出張買取がおすすめ
①出張買取のメリット
店舗に行かなくていい
現在では、多くの人がバイクの出張買取を利用しています。
業者の査定担当者が自宅まで来てくれるので、店舗に足を運ぶ必要がありません。自分で持ち込みすると、「帰りの足がない」という心配しなければなりませんが、出張買取ではそういう不安とは無縁です。
自宅だけでなく、借りている駐車場や職場などへも出張してくれます。せっかくの休日に、わざわざ店舗にまで行くのは面倒と考える人も多いでしょう。
クーリングオフが利用できる
「クーリングオフ」とは、一定期間以内なら契約を破棄できる制度です。良く使われるのは、訪問販売です。販売スタッフの勢いに負けて契約したが、良く考えたら必要なかったというケースは多くありますが、そういう際にクーリングオフ制度が役立ちます。
バイクにもいくつかの買取方法がありますが、クーリングオフが適用されるのは出張買取だけです。
売却してから8日間のクーリングオフ期間が適用されるため、いよいよ売るという段階で惜しくなったときに契約を破棄できます。
手続きを代行してくれる
バイクの名義変更は自分でやるには、かなり煩雑な手続きがあって面倒なものです。
出張買取ならそういった手続きもすべて代行してくれます。売却後の手続きを自分でやらなくてもいいので、手間がかかりません。
バイクの売買に関する手続きは面倒なものが多く、慣れていない人には時間がかかりますが、出張買取なら書類も簡単です。
状態が悪いバイクでも売れる
出張買取なら、コンディションが非常に悪いバイクでも売れる可能性があります。出張買取を行っている業者には、多くの販売ルートを持っていることが多く、状態の悪いバイクでも売れることが多くあります。
特に、すでに壊れて動かなくなった「不動車」の買取では出張買取の一択でしょう。
②買取の流れ
対応スピード
業者を選ぶにあたっては、対応スピードに注目しましょう。
連絡して2日後から3日後というのが一般的ですが、即日で対応してくれるところもあります。
スピードに自信のある業者は公式サイトで「即日対応」「スピード買取」などとアピールしています。
自分の都合に合わせてくれる業者を選んで、買取までのスケジュールを確認しておくと安心できます。
高価買取してくれるか
バイクは業者によって得意・不得意があります。査定の基準も業者ごとに大きく異なります。そのため、業者が変われば最終的な買取価格も異なります。できれば高く買い取ってもらいたいところですので、複数の業者に査定を依頼して最も高い値をつけた業者に売却しましょう。
支払方法
ほとんどの業者は、査定後に現金で支払ってくれますが、なかには後日指定した銀行口座への振り込みになることもあります。バイクを売ってすぐに現金化したい人は、その場で現金払いしてくれる業者を選びましょう。
ネットの口コミをチェック
良さそうな業者を見つけたら、すぐに依頼するのではなくネットの口コミ情報をチェックしてみましょう。
どのような業者にも悪い口コミ・良い口コミがあるものです。とはいっても、あまりにも悪い評判が多いところだと、利用するのは心配でしょう。すべての口コミを信じ込むのも良くないことですが、なるべく多くの情報に目を通して総合的に判断しましょう。
バイク買取によくある質問
まったく動かないバイクでも、値段がつくことがあるので、諦めずに様々な業者にあたってみましょう。
多くのバイク買取店は自社で修理工場を持っており、査定では自社工場で修理するコスト分だけなので、直さずそのまま売却したほうがお得です。
そのため、無理に車検を受ける必要はありません。売ろうと決めたらすぐに売るのがベストの選択です。
車検も修理と同様に、業者に依頼すればその分だけ費用がかかります。車検切れのまま売却したほうがお得です。
ノーマルパーツがすべて揃っていれば、ノーマルへの修復が困難な場合を除き、プラス査定になる可能性が高くなります。
ただし、251cc以上のバイクでナンバープレートが付いていない場合は書類の再発行ができないので、買取価格が極端に低くなるか、買取できないケースもあります。
- 125cc以下:標識交付証明書
- 250cc以下:軽自動車届出済証・廃車済なら軽自動車届出済証返納済証明書
- 251cc以上:自動車車検証・廃車済なら軽自動車届出済証返納済証明書