記事「 『少年少女世界推理文学全集』」 の 検索結果 15 件
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アイリッシュとウールリッチのこと あかね書房『少年少女世界推理文学全集』=その3前回の続きですが、「恐怖の黒いカーテン」を読み終えたとき、私は訳者(福島正実)による「作者と作品について」(および滑川道夫さんの「読書の手引き」)も丹念に読んで、作者のウィリアム・アイリッシュは、コ..
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「下宿人」「三十九夜」「間諜最後の日」「サボタージュ」「第3逃亡者」:映画と原作~ヒッチコック その1前回の続きです。 ヒッチコック監督作品を20作品ほど挙げ、ごく基本的なデータとともに、若干のコメントを付します。 ただし、「映画作品とその原作小説」がテーマですので、原作のないオリジ..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑩ 本文の構成《本文の構成》 本体の中身の説明に移ります。 扉から最終頁まで、順を追って見てみましょう。 ①扉 表紙を開き、見返しのあそび紙を捲ると扉が現れます。 いよいよ物語の入り口です。 ..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑨ 製本今回は、『少年少女世界推理文学全集』各巻共通の、外観的なフォーマット(製本)を中心に記します。 記す…というより、現物の画像を示しながら、簡単にコメントを加える形で進めてみたいと思います。(..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑧ 監修(続き)~読書指導《監修》の続きです。 3)阪本一郎 この方について語る材料を、私は持ち合わせていません。 ウィキペディアによると、 “阪本 一郎(さかもと いちろう、1904年7月1日 - 1..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑦ ブックデザイン~監修《ブックデザイン》 あかね書房『少年少女世界推理文学全集』(以下、『本全集』)のブックデザインは、沢田重隆、鈴木康行のお二人があたられています。 1)沢田重隆 1918年、東京生まれ。東京..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑥ もしくは例によっての寄り道ブックデザインとはなんぞや? というところから、私の場合始めなくてはならないので、「全集のあらまし」に手間がかかって仕方ないのだ。 この一連の記事を書こうと思いたったのは、手持ちの『..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし⑤ 仕様~判型~造本~装丁~用紙・材料ここからは『少年少女世界推理文学全集』の各冊に共通する、基本的なフォーマットについて記します。 大雑把に要約すると、 《仕様》 「箱入り、上製本(ハードカバー)、背クロス貼り、判型A..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし④ コンセプト《コンセプト》 あかね書房が『少年少女世界推理文学全集』を刊行するにあたって、どのようなコンセプトで編集・制作されたのか、あらためて見てみましょう。 前々回の記事で、私は次のように推測しま..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし③ 巻数・配本《巻数・配本》 もし私の所持する『少年少女世界推理文学全集』20冊すべてが初刷本であれば、その奥付を確認することで初刷年月および配本順は一目瞭然となります。 残念ながら、初刷本は1冊だけ(..
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『少年少女世界推理文学全集』再説~全集のあらまし② 全巻の内容~出版の背景~巻数について(承前) 《全巻の内容》 まず、あらためてこの『少年少女世界推理文学全集』全20巻(以下『本全集』という)の内容を記します。 巻数は、表紙・背表紙・奥付ともに「NO.〇」で表記されて..
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「少年少女世界推理文学全集」再説~全集のあらまし① 発行所~刊行年月~価格『少年少女世界推理文学全集』全20巻(以下『本全集』と記します)について、少し詳しく見ていきましょう。 まずは、全体のあらましから。 なるべく現物にあたりながら確実なデータをもとに記し..
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