記事「シュルレアリスム」 の 検索結果 71 件
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『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本」@板橋区立美術館(2024年3月26日)渡欧の話をまったく投稿していないのですが、とりあえずこっちを先に。 成増からバス6分+徒歩10分と結構ハードル高かったけれど、近美やアーティゾンでばらばらに観ている作品をまとめて見られた。また、..
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ゲルハルト・リヒター展、竹橋の近代美術館でじっくりと鑑賞してきました。アート好きは必見!ですね。日ざかりの 抽斗(ひきだし)あけることのなき (久保田 万太郎) これは不思議とこころに残る句です。秋の午後の明るい陽射しが部屋にそそいでいます。窓のしたには木の古い机があって、..
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瀧口修造の「手づくり本」展、慶應アートセンターで+さらに「土方巽を語ること」、演出家の佐藤信さんの講演でした岐れ路の 寒灯それて オリオンへ (安東 次男) 冬の夜空を象徴するオリオンのもと、凍てついた夜の大気のなかを三叉路?が続いている、そんな絵柄が浮かびます。あんつぐさんの習作..
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世田谷文学館では澁澤龍彦展がスタートです+わが家のカズオ・イシグロの本を稲妻を ふみて跣足(はだし)の 女かな (高浜 虚子) 虚子はときどき、不思議に形而上学的な?味わいの句を作ります。この句などもそうですね。いや、実景としては急なカミナリに驚いて..
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瀧口修造の墓に参りました+オープンした富山県美術館、面白いです西瓜より 大きく描きぬ 西瓜の絵 (小澤 實) ときにはこんなユーモア句もいいでしょう。詞書には「武者小路実篤展」とあるので、句意は明快です。小澤氏は骨董趣味もあって、なかなかの目利き..
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高志の国文学館では瀧口修造の詩を講演、墓参も+おわら風の盆を体験しましたはくれんへ やはらかき土 踏んでゆく (松本 邦吉) 白蓮は晩夏の季語です。秋も近くなり、真夏の日照りで乾いていた土も柔らかくなったころ、白蓮を眺めようとしたわけですね。白蓮が白い鳥に変身..
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花巻の萬鉄五郎記念館では瀧口修造展、吉増剛造さん講演でした楽しさや 避暑二日目の 朝掃除 (星野 立子) 避暑地の大気の爽やかさが伝わる句です。立子は高浜虚子の娘ですが、虚子にも避暑地を詠んだ句が多いです。高浜家の別荘はどこにあったのか..
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竹橋の近美ではフランシス・ベーコン展です。観ました。春さむや 庵にととのふ 酒五合 (西島 麦南) 「春寒し」という季語がありますが、今年のこの四月はまさにそうですね。飯田蛇笏の高弟だった麦南のこの句、庵で準備されたお酒は当然燗酒です。..
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ルーベンス展、観てきました+瀧口修造と小樽・蘭島海岸のつながり巣燕の 尖る顔 つと飛び去りぬ (河東 碧梧桐) 南方から渡ってきて巣をかけた燕を詠んだ句ですね。「尖る顔」というところに奇想を感じます。碧梧桐、詩人の正津勉さんが平凡社新書でこの..
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庭園美術館では「森と芸術」展+早大図書館でのW・B・イェイツ小展示に遭遇黴の家 泥酔漢が泣き出(い)だす (西東 三鬼) 三鬼の場合は新興俳句ですからまあ季節感へのこだわりは割り引いていいでしょうが、この泥酔した男というのは自画像でしょう。しくしくと男泣き..
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版画家・長谷川潔展は横浜美にて+「洪水」誌次号でも瀧口修造を巡る座談梅雨の坂 人なきときは 水流る (西東 三鬼) 三鬼はいわゆる新興俳句運動を牽引した俳人。「花鳥諷詠」を否定して「都会俳句」を主唱したわけですが、梅雨を詠んだこんな作もありました。で..
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岡崎和郎さん新作は横田茂ギャラリーにて+瀧口修造の新著『白と黒の断想』+サッカー代表チェコ戦梅雨の海 静かに岩をぬらしけり (前田 普羅) 梅雨の雨が海岸に降って、岩礁を黒く濡らしている、そんな静謐な絵画的情景を詠んだこれは名句ですね。普羅には同じく梅雨の風景を詠んだ「..
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