記事「絢爛舞踏祭」 の 検索結果 60 件
-
14日目(夜)44 ペロ大ピンチ(2)銀河最大級の船は、ポチ王女の屋敷である。彼女はここで生まれ、おそらくは一度も外に出ることもなく人生を終わることになるだろう。 そのせいかポチは、外の世界から流れてきたペロの話を面白がった。 ..
-
13日目(昼)38 エステル&ドランジ(1)「ほぉ、すごいなこれは」 完全に観光客と化して、ノギは鍋の国の祭りを見ていた。 もとより愛車に至るまで日本好き、浴衣を着流し、上機嫌で式典仕様のアイドレスを見てわははと笑った。あがる花火と風船を見..
-
11日目(昼)33 ペロ登壇一方その頃。ネットの反対側。 <ペロ課長、ぽち王女から遊ぼうと連絡が着ております> 「却下だ。仕事がある」 <ペロ課長、役員会議のお時間です> 「もっと大事なことがあるのでアイドレス工場に..
-
5日目(夕)15 戦闘詳報ハリー救助作戦グラムの星詠号は激戦のさなかにある。 4本の腕を使いながら水底につかまり、シールド防御。水中速力700kmで水底を疾走する。 先ほどから敵はグラムの星詠号にぴったりとつけており、頭上から的..
-
5日目(昼)14 大絢爛舞踏祭コース4(主人公不在の日)エステルは、生涯を船と共にするネーバルウイッチであった。 そして、船を失ったネーバルウイッチであった。 そのエステルがまた乗る船をみつけたのは、数年前になる。 船の名は夜明けの船、船に招いて..
-
5日目(昼)13 大絢爛舞踏祭コース1(主人公不在の日)舞踏子のいないところで、歴史は動く、と言う。 絢爛舞踏祭とその続編系統だけで存在する、格言である。 この日はちょうどそんな日で、ヤガミとエステルは、少しばかり小洒落たカフェテラスで、二人で並..
-
4日目(夜)11 男女の本懐コース(1)小村佳々子は、洗濯物を慈愛号にかけていた。物干し竿を指に挟んで動きをとめた慈愛号は、穏やかであった。 佳々子は晴れ渡った秋空を見て、まぶしそうに、上を見て、そうしてあわてて、大木妹人、彼の良人..
-
テクニカル・リードアウト(1) 大絢爛編流星号 独立によって火星海軍に夜明けの船が組み込まれた後、配備されることになった人型RB。粗製濫造が過ぎたH型、J型のフレームから一新された新型フレームを採用している。 全長9m、重量38t。都..
-
2日目(昼)2 大絢爛舞踏祭コース22日目(昼)2 大絢爛舞踏祭コース2 かつてのそれと違って、RBの操縦系統は、大きく変化している。 胸を強打する可能性があるバイクのような操縦系は改められ、全身を前後から挟む通称タイヤキ方式..
-
1日目(昼) 大絢爛舞踏祭コース「暇だね」 たった一言で水に包まれた星、火星と夜明けの船の現状を説明すると、エリザベスはキャプテンシートに足を乗り上げ、あくびした。 「息子がいなくなって暇そうだな」 運行スタッフが少なく..
-
BALLSボーナス ヤガミ3/6ヤガミは眼鏡を取ると下を見て、加藤祭の幸せを願った。 どんなに未来を知っていても、願うことをやめることだけは出来ない。 眼鏡をかけて、いつも通り、ひどくひねくれた、冷めた男になる。 未来永..
-
BALLSボーナス ヤガミ2/6ニーギ・極楽台風は鼻歌を歌いながらいやらしく指を屈伸していた。 少し伸びた髪を振り、笑って共にいる男に声をかける。 「おじいちゃん、大丈夫?」 「黙れ、お前よりは随分若い」 男はそう..
- 前へ
- 次へ