記事「宮沢賢治」 の 検索結果 994 件
-
《宮沢賢治は成仏したか?》これはもっと昔に問うべき問いだったと思うが、「化城喩品」(『法華経』巻7)を基準に考えると賢治は成仏していないと言うべきだと思う。それはそうと、先日行った比叡山のかなり大規模な..
-
《森の許し》狼森、後方の山は岩手山 宮沢賢治には「狼森と笊森、盗森」という作品があって、四人の百姓が「この森に囲まれた小さな野原に」やってきて森に向かって「ここへ畑起こしてもいいかあ」とか..
-
《牛乳--稲造・昌介・賢治》新渡戸稲造はボン大学に留学していたとき(1887年)40人ほどの子供たちにミルクを振舞ったことがあるという。草原克豪の『新渡戸稲造』(藤原書店)からそのところを引こう。 > ボンに着い..
-
《宮沢賢治賞に推薦した》河合雅雄さんを賢治賞(宮沢賢治学会イーハトーブセンター)に推薦した。ただし郵送でもFAXでもなくホームページのフォームから。 その内容は以下だ。 ===== ..
-
《「まなざす」…》乗鞍岳を望む 「まなざす」という言葉が最近は使われるようになっているようだ。フランス語の「ルガルデ」という言葉を密輸入してきたものとおもわれるが。わたしはこんな言葉を聞くと正直..
-
《花巻小友園》この家、小友園という。今日は閉まっていたが、普段は骨董品を扱う店のようだ。この建物がちょっとバランスがおかしいと教えてくれたのは通信のある学生だった。それまでわたしは..
-
《『宮沢賢治の心を読む』---賢治童話を自然への親しみと生態学から読み取ることの豊かさ》草山万兎著『宮沢賢治の心を読む』(I)(II)(III)(童話屋) サル学を中心とした生態学の研究とみずからの丹波篠山の山野を歩き回った経験から、宮沢賢治の童話の読解を、基本的な生態学..
-
《「貝の火」のホモイ大将の誘惑》「貝の火」に関しては草山万兎『宮沢賢治の心を読む(III)』の読み方にとどまりたくない。子供に対する寛容の必要性と善い心と悪い心の戦いというような読みのことだ。それはそれで少..
-
《『なめとこ山の熊』のし残した二年間の仕事》どうしても伝えなければならない。宮沢賢治の『なめとこ山の熊』のなかの二年で片付く「し残した仕事」のことである。『宮沢賢治の心を読む(I)』の中で草山万兎は「やり残した仕事」と..
-
《高山祭:これが与鹿だ!》春の高山祭を見てきた。屋台の曳き別れまで。それはそれでまた言いたいこともあるのだが、何よりも与鹿(伝与鹿も含めて)を見てきたこと、そして五台山の諏訪の(建川)和四郎の獅子彫刻を見..
-
《メッシーナ・オレンジ あるいは カターニアの宮沢賢治》1882年4月20日づけの手紙の中でパウル・レーはニーチェに次のように書いている。 「親愛なるメッシーナ男へ! いとも美しく、樹液豊かで、よく整地されたメッシーナ・オレ..
-
《明日私は昔の街に目覚めるだろう…》昨日花巻で宮沢賢治学会夏季セミナーがあって、聴講していた。何よりも新鮮だったのは詩人の野村喜和夫さんと話したこと。こんなに話が通じるとは思っていなかった。アルトーについてさえ! 私は35年前から..