記事「短歌」 の 検索結果 17224 件
-
短歌 春待ち人*石楠花の 硬き蕾に冬越えの 春待ち人の 淡き夢のせ *柔らかき 出会いの季節 花と重ね ストーブ傍ら ..
-
ミュゼ浜口陽三にて写真家の濱田祐史氏との公開トーク、白熱の時間でした(追加動画あり)+岡井隆の詩をめぐるシンポ、充実の内容でした老境も 佳境に入りぬ 春炬燵 (高橋 睦郎) 詩人の睦郎さん、1937年生れですから、当年84歳、ですか。確かに「老境」の自覚、でしょう。この句を収める句集『十年』(2016年刊..
-
赤坂に画廊G.ART FIELDがオープン、様々な企画を発信の予定です+高志の国文学館の「久泉迪雄の書斎から」OPに出席、棟方志功ゆかりの地を巡りました紅梅や すぐ開けてみる 菓子の箱 (長谷川 櫂) 第七句集『初雁』(2006年)から。到来物のお菓子があります、というので、つい「どんなお菓子かな」と開けてみるわけですね。よくわか..
-
神奈川近文の与謝野晶子展、見どころ多し+横浜美ではヌード展オープン花終へて 寧(やす)けさは地に 深木蔭 (高橋 睦郎) この三月、むやみと気温の高い日が多いです。桜もハイペースで開花、もう散りだしました。睦郎氏のこの句、花が散った後の樹下の新緑の木..
-
初春の奈良の古寺を訪ねて、仏像を鑑賞しました(小林秀雄と森鴎外のこと)初夢や 金も拾はず 死にもせず (夏目 漱石) お正月の句、漱石はこんな作も残していますね。初夢に特に縁起のいい夢も悪い夢も見なかった、というので、漱石先生お得意の則天去私の心境を..
-
2018年を迎えました。新年おめでとうございます。人に恥ぢ 神には恥ぢず 初詣 (高濱 虚子) 虚子先生の初詣句、なかなかヒネリの効いた作ですね。神様にはなんの恥じることもないのですから、初詣で新年の願いごとを遠慮なくお祈りしまし..
-
八王子市夢美術館では銅版画家・清原啓子の没後30年展、瞠目しました。オリオンの 妹として きみありぬ (山中 智恵子) 歌人の山中智恵子が残した唯一の句集『玉すだれ』からです。その短歌作品は、神話性や形而上学性を色濃く刻んだものでしたが、この句でも..
-
御坊市の古墳めぐり続編です(2)+野島で詠まれた万葉歌は謎めいています猛暑残暑 秋暑追打 余生とは (高橋 睦郎) 飯田蛇笏賞を受賞した睦郎さんの句集『十年』からです。つい先日の或る宴席で睦郎さんが乾杯の音頭をとられましたが、そのご挨拶に「私も来年は..
-
佐藤春夫ゆかりの南紀の地を訪ねました。ゆかし潟、良いですよ。釣鐘の うなるばかりに 野分かな (夏目 漱石) 「野分」は台風のこと。この夏は台風が北海道に週三回も上陸したり、と異常な気象状態ですが、今度の台風10号もいったんは南下しながら、U..
-
短歌結社「未来」の大会に出ました蛍火を 夜の眸(ひとみ)と いふべかり (坂内 文應) 蛍の季節はもう終わってしまいましたが、この句、出たばかりの俳誌「白茅(はくぼう)」13号に見つけました。夏の闇をあえかな光を..
-
中原中也記念館では「詩人と短歌」シンポジウムでした+山口の街は小京都です悔(くい)もなく 誇(ほこり)もなくて 子規忌かな (高浜 虚子) 9月19日は正岡子規の命日です。亡き子規の衣鉢を継いで近代俳句を発展させた虚子ですが、敗戦後2年たった昭和22年に疎開..
-
守中章子歌集『一花衣』批評会に出ました+吉増剛造さん、フランスで朗読公演です花曇 孕雀(はらみすずめ)も 重くなり (高橋 睦郎) 東京は例年よりだいぶ早く桜の満開を迎えています。この句、そんな満開の花とどんよりとした曇天の気分をうまく掬い取った作でしょう。..