記事「短歌」 の 検索結果 17224 件
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年越しゆくをかなしみも迷いも今日の風にのせ 年越しゆくを静かに想い 遥かほど遠くもなき地思えども 行き場もなしと巡り戻らん 走りゆく土手に沿いたるその道は 君の思いの絡まりし道 夜の..
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見えるものは夕暮れを待てず孤描く白き月 雲に染まりし君も見ゆるか 空に住みじっと見下ろす昼の月 目に映りしものそっと訊きたし 坂道を歩きて想い漂いて 繋ぐ手の先爪も温みて
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背中背中にある強さも弱さも優しさも 私はそっとみつめてきたの すこしだけ優しい日差しの窓辺より ぼんやり眺める時間の彩り
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ゆらゆら花は揺れ音なき音をころころと 胸温みしもせつなくもあり 少しだけ嘘をつくのもよいものを 夢消えゆくも日差し優しく ゆらゆらと揺れるサンタの手の中に あかい想いをしのばせま..
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想い今日の日に誂えし服は薄軽く 寒き夜なれど背筋のばし着る 花びらの細工の妙を眺めつつ 選びし君の背中を想う ひとり飲むシャンパンの味の切なさを 心に仕舞いて温き夜を過ぐ 想..
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あかい色寒くなりました。 あかき空誘われしまま土手上を 眺め歩きし風冷たくも 走りゆく子供の頬の紅き色 そっと触りてあたためたくも 朝焼けに残る静寂手にのせて ひかり始めし両の手..
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うれしかなし自転車に乗りて寒空走りゆく 深き想いの本を求めて 覆われし雲に掴まれ夜の端っこ 星消えゆくほどの心ゆらいで 落ちてゆく恋の歌など数多ありも 愁いのかけら沁みてひとり夜
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美味しさほおばりて君の顔など思い出す 美味き芋の香届けたき風 ことことと牛蒡里芋つややかに 湯気の立ちゆく窓の夜見る 肩よせて小さき皿をつつきつつ 夜を忘れて交わしし愛しさ
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懐かしき思いはふるふると言葉の音を震わせて 伝えたきもの時に消えゆき 落ちてゆくその一言をすくおうと 手を差しのべたき夜もあるものを 遠き日に窓に映りし泣き顔も 今の涙とわずか違いて
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ミルクティ気がつけば暗くなりゆく夕暮れに ミルクティの香ほのあたたかく 肩並べ歩きゆく時わけもなく 繋ぐ指先かすかにぬるく 細事にも心は右に左にと 揺れるものなりそれもまた良く
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歩いてみれば秋色の黄色の葉など踏みしだき 奏でる音は少し寂しく 雑踏を急ぎ歩きしその道は いつかの時を肩並べし道 銀杏の微かににおう木立抜け 秋の雲波眺めしひとり
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文字滲みけり雨に湿りし文字みては いつかの文字に想い馳せたり 流れるも零れるときも溢るるも 涙のあとの熱さひとすじ 柔らかきおもい包みて送られる 文字の後ろににじむものなど