記事「短歌」 の 検索結果 17224 件
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はな柳より新緑の芽の伸びいでて 窓辺より来る春の彩り 春色の花の束より香り立つ 隙間埋めゆく薔薇のため息 造りたる花器に添えたし真っ白き 風に揺れたる一輪のはな
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ももいろ夕空にしんと静まり影残す 遠き富士なり続く空なり 梅香るお酒に今夜は触れてみる 君想うこと無きにあらねど それぞれの桃色映えて寄り添いて 薔薇の棘にも絡まりて夜
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ことばひとつあやふやな言葉の中の一瞬の 確かなものをあなたにさがす 逢うたびに言葉ひとつを求めたる おんなに生れしそれもまた好し 繋がりの脆さを隠す一言を 霞のごとく纏いて眠りぬ 気..
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ぼたん雪夕方から東京にも雪が降り始めました。 きれいなぼたん雪。 思わず見上げてしまう空。 さすがに、口をあけて、雪を食べる真似はしなかったけれど(#^.^#) この時間、窓から見える屋根はき..
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デパート時間まで彷徨い歩く気持ちにも 華を添えたりディスプレイの光り あれこれと思いめぐらせ選びしを 赤きりぼんに想い結びて 君の手にそっと合わせて測りたる 贈る手袋風強き日に
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横顔流れゆくあかき血の色透けるように 贈られし物心染めゆく 横顔をしばらくぶりに見てみれば 寄り添い気味でゆるゆる気味で 少しだけかがんで添いしエスカレーター いたずらっ子の顔に戻りぬ..
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月穏やかに眠る横顔猫の月 夜空に切れる優しき眼 夕暮れに一筆入れし白き月 ノの字寝転び何を思いし ゆりかごに乗せる想いはゆらゆらと 迷うことなき星の瞬き
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映りしもの寄り添いて並びてふたり重なりて 鏡に映りし柔らかき顔 呑まぬ日に思わず手にとり水の器 合わせぬままに口に運びぬ 足先の冷たきことを喜びて がつりと挟みあたためし足 君のそ..
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一歩また一歩指折りて数えし今日の幾月は 長くもありし短くもあり 霙混じる空の重さを背に受けて それでも一歩また一歩行く 晴れわたる青の清さにとろけつつ 窓辺によりてまた指折りし時
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駅ふたつ分湯島にも梅の蕾の膨らみて 見上げし空のただ高きこと 夕暮れの冷たき風にさらされし 君の手探す白き指先 短めのワンピース着てブーツ履き 迷いし心奮い立たせん 繋ぐ手の温かき..
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アカシアの香り今日はアカシアの香りに包まれています。 といっても、花の時期はまだまだ先。 昨日ロクシタンで購入したボディクリーム。 ほんとは違う香りのものを買うつもりだったのですが・・・完売。 訊い..
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新年。白百合の甘き香りに満ちし部屋 静寂の時迷いなき朝 三つ葉添え新しき年迎えしに 湯気に温みし堅き心根 ゆくさきをここと見定め歩きしも 月明るくて道に迷いぬ 明けまし..