記事「短歌」 の 検索結果 17225 件
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短歌人4月号より その4 会員1ソ、レ、ラ、ミと弦をはじいてああいずれ死ぬのであればちゃんと生きたい 笹川諒 きちんと、ちゃんと、生きるのつて・・・。 月灯りふたつの影を強くして欠け..
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目のはじが少しとがつてでもそれは眠そうな目で目があえば笑む少しづつ、前へ。
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六歳とマックで食べる楽しみはおまけのおもちやの棚卸しなり樹齢三百年の枝垂桜。
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ストーブを消したる後のひだりほほ冷えゆくばかり重きまなぶたおさるのジョージを見てる。
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フォート・マクマレイの原によこたはり極光を待ちしこともありたり昨日の地震、わが家はたいしたこともなく。 夏日のあとに、霙の降る日。 今日は少し暖かくなりそう。
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短歌人4月号より その3 会員2 会員1ふつくらと煮つめて蜜の色となりし金柑を小さき器に盛りぬ 吉田郁子 小;ち 金の色と甘い香りと、作者の指..
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雪原にさんざめきつつマシュマロを火にかざしたることがありたりさぶっ。
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水鳥の胸のにこげにくるまつて今日いちにちをお仕舞ひにする並木の散歩道に積もつた桜花びらに、夜来の雨。
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短歌人4月号より その2 会員2ポケットのティッシュ探るが見当たらず鼻をすすると密かに甘し 木村昌資 昭和ね。 日はかなり短くなった役職で呼ぶ習慣を覚えてからは 佐藤..
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いやだいやだが高じるときにパソコンのカードゲームに沈みゆくなり今年の桜は、発と咲き満ちて、ぱつと散り果ててしまつた。
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怒り失望困惑哀訴ないまぜの目をしてわたしをみるのはやめて暖かい。 さくらが溢れてゐる。 町中の桜を見ておきたい。
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短歌人4月号より その1 会員2珈琲の湯気のゆたかにのぼるときしづかに雨は降りはじめたり 桐江襟子 降り始めの雨の音、気配、匂ひ、そして珈琲の香。 しづかで、ゆたかな時間がここ..