記事「フランス文学」 の 検索結果 129 件
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小さなピエール アナトール・フランス小説には一気に読んでしまいたいものと、少しずつかみ締めながらゆっくり読みたいものがあるが、この本は間違いなく後者。 アナトール・フランスのことなのかどうかは知らないが、ピエールという人物の幼い頃の思..
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石井晴一(いしい・せいいち)さん 1月24日 78歳青山学院大名誉教授の石井晴一さん死去 2013年1月27日0時3分 石井晴一さん(いしい・せいいち=青山学院大名誉教授・フランス文学)が24日、虚血性心不全で死去、78歳。通夜・葬儀は近親者..
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大洪水 ル・クレジオまるで散文詩のように徐々に都市の歪む姿を描写したプロローグはなかなか難解であった。もっともこれは偏に私の想像力が欠けてるせいである。自分は文章から地形のありようを思い描くのが苦手なのだ。 それでも死..
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舞姫タイス アナトール・フランス聖者パフニュスが昔みた舞姫タイスの面影を思い出し、彼女を俗世間から救い出してやろうと思い立ってアレキサンドリアへ向かうという話。 当時の大都市の様子や、隠遁者たちの生活を詳しく描いているのも興味深く..
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少年少女 アナトール・フランス子供たちの生活を描写しながら、そこに人生についての一節を紛れ込ませたりして、子供が読むよりは大人が読むための児童書みたいな面持ち。 私が一番好きなのは、「ロジェの厩」である。この話ではロジェという男..
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ボヴァリー夫人(上)(下) フローベールシャルル・ボヴァリーと結婚したエンマは感傷的な性格で、ロマンチックな夢を描いていたのであるが、シャルルが凡庸な人間だということに失望してゆき、満たされぬ情熱はやがて不倫の恋へと発展していくことになる。..
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フローベール 「ボヴァリー夫人」世界三大不倫小説、制覇しました(笑) これを言ったのは村上春樹だそうですが、世界三大不倫小説とは この作品と、トルストイの「アンナ・カレーニナ」とスタンダール の「赤と黒」です。 ..
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曲説フランス文学 渡辺一夫「曲説」と頭につけてるのはこの著が自分の知りえたことだけを書いてるから、とは著者の言葉であるが、知りえたことだけといっても私のような門外漢にはとても参考になる。 もっとも「入門の入門」ということでも..
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文学談義とフランスの現代思想の話題に花が咲く連休前に某メーカー(といっても愛用の補中益気丸の製造元)の優秀な社員が訪れて文学談に花を咲かせる。 中央公論社による宇野浩二全集は完璧ではなく、大正11年刊の『文藝夜話』などが漏れていることをフ..
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フランス詩集先日、文学館で装幀の美しい詩集を沢山見たせいか、詩集もいいなと思うようになった。家に有る詩集(歌集)と言えば、漢詩の本が一冊、山頭火の本が二冊くらい。欧米のものは無い。(あまり興味が無かった) ..
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「フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)」「フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)」 塚本 昌則 著 中央公論新社 2012/1/24 19世紀末から20世紀にかけてのフランス文学の変遷について ..
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エクトール・マロ 「家なき娘」エクトール・マロ 「家なき娘」 エクトール・マロ・・・ エクトール・アンリ・マロ。 1830-1907年、フランス小説家。 代表作 1873年「家なき子」 「家なき娘」は1893年で..