記事「ミステリー小説」 の 検索結果 367 件
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お奨めミステリー小説 (279) 『魔術師(イリュージョニスト)』 J.ディーヴァー映画化された『ボーン・コレクター』で初登場した全身麻痺の元ニューヨーク市警科学捜査部長リンカーン・ライムと相棒の女性鑑識係アメリアのコンビ第5弾だ。 『ボーン・コレクター』が映画化された際は主役..
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お奨めミステリー小説 (278) 『不思議な少年 第44号』 M.トウェイン『トムソーヤの冒険』や『王子と乞食』の作者であるマーク・トウェインは実のところどのような人物だったのか?偽名で “ジャンヌ・ダルクの伝記” を書いた ことからも分かるように、ユーモアを持った児童文学者..
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お奨めミステリー小説 (277) 『ミスティック・リバー』 D.ルヘインクリント・イーストウッド監督の同名映画の原作であり、現代アメリカを代表する作家の最高傑作だ。 映画版ではジミー:ショーン・ペン、デイブ:ティム・ロビンス、ショーン:ケヴィン・ベーコンの三人に加え..
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お奨めミステリー小説 (276) 『スロー・リバー』 ニコラ・グリフィス1996年にネビュラ賞を受賞した本作は当然ながらSFに分類されている。 同時に良く書けたミステリーでもある。 誘拐された少女が誘拐犯の一人を殺して逃げ出すところから始まる。そしてアウトローな地..
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お奨めミステリー小説 (275) 『トーキョー・プリズン』 柳光司密度の濃い本格小説を世に問う作者が戦後、焼け野原になった東京を舞台に描く一種の安楽椅子探偵もの。 肝心の探偵キジマが収監中の戦犯だからかなりの異色作といえるだろう。キジマはホームズとレクター博士..
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お奨めミステリー小説 (274) 『俘囚』 海野十三一見してグロいホラーのようでもあり、乱歩の『芋虫』を思わせる悲喜劇でもある。 しかし後半は少し科学的な考察も入った一種の理系ミステリーになる。 とはいえ相当に強引で、思わず笑ってしまう。 か..
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お奨めミステリー小説 (273) 『QED 龍馬暗殺』 高田祟史‘QED シリーズ’は薬学部の同窓生である男女の素人探偵コンビがトリッキーな事件を解決してシリーズ。TVドラマ化された漫画の『QED』とは関係がない。 作者はメフィスト賞受賞以来、歴史的事件と現..
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お奨めミステリー小説 (272) 『ダナエ』 藤原伊織旅行代理店に勤めていたという作者の描く登場人物には業界人が多い。 ちゃらちゃらしているようで、どこか生真面目な人物が活躍する。 本作も例外ではない。嫌なやつばかり出てくると思ったら、実はそうで..
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お奨めミステリー小説 (271) 『ペトロス伯父とゴールドバッハの予想』 A.ドキアディスあらゆる科学者の中で数学者は特異なポジションにいる。数学は最も純粋な学問とみられ、、早熟な天才が若いときに為した業績のみが後世に伝えられている。リーマン39歳、アーベル27歳、ガロアは20歳で没しなが..
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お奨めミステリー小説 (270) 『虚貌』 雫井脩介『栄光一途』 、『火の粉』 、『犯人に次ぐ』と並んで、本作も読者を飽きさせない。とはいえ、ミステリーとしてはトリック一発に頼っている感があるので、好みが分かれるだろう。 作者もその点を意識してい..
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お奨めミステリー小説 (269) 『マーダー・プラン』 J.ケラーマン翻訳物は苦手な私だが、ジョナサン・ケラーマンは例外だ。その職人技もさることながら、登場人物のキャラクタが立っている。巻き込まれ型で次々と質問を繰り出す小児精神科医アレックスの姿はロスマクの生み出した私..
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お奨めミステリー小説 (268) 『ダンテ・クラブ』 M.パール19世紀のボストン、ハーバード大学周辺を舞台にしたミステリー。詩人ワズワースはじめ実在の人物たちが登場し、歴史の重みを感じさせながらも、登場人物たちの行動がどこか軽妙だ。 前半はハーバード大学教..