記事「創作文」 の 検索結果 41 件
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A。友人のAがどうしても書けぬというので、それならば書くことなどやめてしまえと言った。どうにも書けぬのに書こうとすることがおかしいので、書けぬなら書けぬままにしておかなければならない。それができないのであ..
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USBケーブル。「USBケーブルがない」 ゲームコントローラーの充電が切れたのでUSBで充電しようとしたのだが、どうにも見つからない。よくよく思い出してみると、少し前に部屋の片づけをしたときに捨てたような気がする。..
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書かぬ。本当はもう書きたくないものを書いているのかもしれぬ。そうはいっても書くことをやめるわけでもない。限界というのはどこに作るものなのかはわからないが、少なくとも自分が書けぬと思ったところに限界を置いてしま..
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きおく。風が冷たくなったきたのはいつごろからだろうか。数日前か、あるいは数か月前か。 記憶が混濁しているのかもしれない、調整しなおさなくてはならない。 「明日の朝食は何にする?」 女が声をかけてきた。名..
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鼻歌。まさかそんなところに人がいるとは思わなかった。 鼻歌を歌いながら歩いていた。前にも後ろにも誰もいなかったからだ。鼻歌を歌っていると気分が良い、特に気分の良くない時には。 理不尽な怒られ方をしたとき..
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メガネ。メガネがあるよ。メガネがあるよ。 母さんメガネ父さんメガネに囲まれて、小さい小さいメガネがあるよ。 メガネがないなら困ってしまう。見えないものがたくさんできる。 メガネがないなら得してしまう。見..
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男と坊主。名前のない男がいた。 いつ生まれたのか、どこで生まれたのかもわからない、何も持たない男だった。 男は何かを得ようともしなかった。欲というものすらも、どこかに忘れてきてしまったようだった。 一日の..
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小ネタ。セール 「セールで買いたいものがあるんだけど行っても良い?」 「良いですよ。どこですか?」 「遠くのお店で、アレがすごく安いらしくて」 「近くの店でも売ってますよ」 「でもセールじゃないでし..
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何も出てこないとしても。どう頑張っても出てこないときは出てこない。 あんまりひねり出そうとしていても出るものではないので、出ないときは出ないものなのだと受け入れるしかない。 受け入れたからといって、出るように努めることを..
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風邪ひいた。風邪をひいてしまいました。 なにしろもう風邪なので、ずいぶんとしんどいです。 ただ、書くことが思いつかないのは別の話のはず。 どうもここ最近は出すモードではなく、入れるモードのような気がしていま..
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寝る。自分の限界を決めるのは、自分自身だという。 つまりここまでだと思わなければ、越えられる限界というのもある。 額から目の奥にかけてが熱い。そして喉にも違和感がある。 なるほど、私は風邪をひいている..
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風邪。風邪をひいてしまったのか、頭がくらくらとしている。 風邪に効きそうなことをとりあえずいろいろとやってみる。 ビタミンを取ったり、そんなようなことだ。 さあすぐに治ってくれ。 なんて思っても、そ..
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