記事「咲耶」 の 検索結果 194 件
-
咲耶・・・29「ダメエェェ!」 咲耶は炎に煽られながらも氷雪の方に一気に駆け出した。灯はこの機を逃すまいと照準を素早く咲耶に切り替える 「!?」 走り出した咲耶に避ける術もなく、三つの火矢は勢いよく放たれた ..
-
咲耶・・・28(意外としつこいな) 火を避けるため、あちこち飛び回った咲耶は立っているのがやっとなくらい疲労しきっている。息を切らしながら流れ落ちる汗を左手で拭う (うまく水辺に周り込んでるのか) ..
-
咲耶・・・27「!」 三つの火塊は咲耶に放たれ炎に包まれた 「……み…幹!!」 驚愕した氷雪は外に出ようと、とっさに火の檻を掴む。ジュゥという蒸気音が聞こえるが、氷雪にとっては目の前の檻よりも先にいる咲耶が気..
-
咲耶・・・26「フン 馬鹿が、今頃気がついたのか」 「!」 咲耶の言葉に氷雪は驚く。咲耶は目を尖らせて灯の方へ腕を伸ばしブンブン振り回す 「あたしに何の恨みがあんのよ!!」ウキィー 腕組みをして静かに目を伏..
-
咲耶・・・25「来ると思った 咲耶」 咲耶は息を切らしながら、不可思議な光景を目の当たりにしている。 人が入れる程の大きな鳥かごらしき物が、赤々と炎に包まれ熱気を放つ。 燃え盛る訳でなく緩やかな炎だが、そ..
-
咲耶・・・24ピタ ――急に、咲耶のペン先が停止する 咲耶自身に、モヤモヤしてすっきりしない 何か が纏わりついた。 何かしなければという衝動に駆られた咲耶は、立ち上がる 「先生 急用で帰ります!!..
-
咲耶・・・23学校からさほど遠くない場所にある公園。奥の方には木立が並び自然に出来た池がある。 池周辺は立ち入り禁止だが、氷雪は時間があるとここに来て休息の時を設けていた。 そして休日の今日も仰向けになり、周囲..
-
咲耶・・・22「やだーもーてれちゃって」 (この女…)←4田 どんなに断られても屈しない。4田がプルプルしているが氷雪しか目に入らないのでお構いなしだ 何とか氷雪に応えてもらおうと苦し紛れに言ってみる ..
-
咲耶・・・21「咲耶一人を狙う必要ってあるのかな?」 「何?」 近くのソファに ドカッ と沈み込む榊 「記憶のないもう一人はどう?」 「何を馬鹿な! 奴は水…」 突拍子も無いことを言われ反論するが、何..
-
咲耶・・・20《3話目》とある山間に別荘風のコテージがポツンと建っている。野生の紫陽花が雫を受けた後で彩り良く鮮やかだ 雨上がりの様子を窓際で眺めていた灯は、側にある紅茶に手をつけずに腕組みをしながら眉をひそめて考え事..
-
咲耶・・・19ダ ボ どこから集まってきたのか、大量の木の葉達が山の様に積み重なり咲耶を迎え入れた。 頭から突っ込んだ咲耶は頂上から足だけが生えてる形でしばらく停止。 ベチャ 重力で体が引っ張られ全身が..
-
咲耶・・・18「は―――――――――――~~~~~~ 何だったんだ…?」 咲耶が逃げるように着いた場所は屋上。柵を抱え込む様にして体を預けると大きく息を吐く そっと咲耶の後を追うようについてきた人影がある..