記事「大伴家持」 の 検索結果 526 件
-
17-3964山川の そきへを遠み はしきよし 妹を相見ず かくや嘆かむ山川の そきへを遠み はしきよし 妹を相見ず かくや嘆かむ 山河乃 曽伎敝乎登保美 波之吉余思 伊母乎安比見受 可久夜奈氣加牟
-
19-3963世間(よのなか)は 数なきものか 春花の 散りのまがひに 死ぬべき思へば世間(よのなか)は 数なきものか 春花の 散りのまがひに 死ぬべき思へば 世間波 加受奈枳物能可 春花乃 知里能麻我比尓 思奴倍吉於母倍婆
-
19-3962大君の 任(ま)けのまにまに大君の 任(ま)けのまにまに 大夫(ますらを)の 心振(こころふ)り起(おこ)し あしひきの 山坂越えて 天離(あまざか)る 鄙(ひな)に下り来(き) 息だにも いまだ休めず 年月(としつき)も いく..
-
17-3961白波の 寄する礒廻(いそみ)を 漕ぐ舟の 楫取る間なく 思ほえし君白波の 寄する礒廻(いそみ)を 漕ぐ舟の 楫取る間なく 思ほえし君 白浪乃 余須流伊蘇未乎 榜船乃 可治登流間奈久 於母保要之伎美
-
17-3960庭に降る 雪は千重敷(ちへし)く しかのみに 思ひて君を 我(あ)が待たなくに庭に降る 雪は千重敷(ちへし)く しかのみに 思ひて君を 我(あ)が待たなくに 庭尓敷流 雪波知敝之久 思加乃未尓 於母比□伎美乎 安我麻多奈久尓
-
17-3959かからむと かねて知りせば 越の海の 荒礒(ありそ)の波も 見せましものをかからむと かねて知りせば 越の海の 荒礒(ありそ)の波も 見せましものを 可加良牟等 可祢弖思理世婆 古之能宇美乃 安里蘇乃奈美母 見世麻之物能乎
-
17-3958ま幸くと 言ひてしものを 白雲に 立ちたなびくと 聞けば悲しもま幸くと 言ひてしものを 白雲に 立ちたなびくと 聞けば悲しも 麻佐吉久登 伊比□之物能乎 白雲尓 多知多奈妣久登 伎氣婆可奈思物
-
17-3957天離る 鄙治(ひなをさ)めにと天離る 鄙治(ひなをさ)めにと 大君の 任(ま)けのまにまに 出でて来(こ)し 我れを送ると あをによし 奈良山過ぎて 泉川 清き河原に 馬留(うまとど)め 別れし時に ま幸(さき)くて 我(あ)れ帰..
-
17-3954馬並めて いざ打ち行かな 渋谿(しぶたに)の 清き礒廻(いそみ)に 寄する波見に馬並めて いざ打ち行かな 渋谿(しぶたに)の 清き礒廻(いそみ)に 寄する波見に 馬並□ 伊射宇知由可奈 思夫多尓能 伎欲吉伊蘇未尓 与須流奈弥見尓
-
17-3953雁(かり)がねは 使ひに来むと 騒くらむ 秋風寒み その川の上(へ)に雁(かり)がねは 使ひに来むと 騒くらむ 秋風寒み その川の上(へ)に 鴈我祢波 都可比尓許牟等 佐和久良武 秋風左無美 曽乃可波能倍尓
-
17-3950家にして 結ひてし紐を 解き放けず 思ふ心を 誰(た)れか知らむも家にして 結ひてし紐を 解き放けず 思ふ心を 誰(た)れか知らむも 伊敝尓之底 由比弖師比毛乎 登吉佐氣受 念意緒 多礼賀思良牟母
-
19-3948天離(あまざか)る 鄙(ひな)に月経(つきへ)ぬ しかれども 結ひてし紐を 解きも開けなくに天離(あまざか)る 鄙(ひな)に月経(つきへ)ぬ しかれども 結ひてし紐を 解きも開けなくに 安麻射加流 比奈尓月歴奴 之可礼登毛 由比□之紐乎 登伎毛安氣奈久尓