記事「小倉百人一首」 の 検索結果 350 件
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小倉百人一首8888.難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき皇嘉門院別当<こうかもんいんのべっとう>※難波江の刈り蘆の根の一節ーそれにも似た旅先の宿でほんの一夜かりそめに共寝をしたばかりに..
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小倉百人一首8787.村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮寂連法師(藤原定長)<じゃくれんほうし>※さっき降り過ぎた村雨の露もまだ乾ききっていない真木の葉のあたりに、うっすらと霧が立ち昇っている。..
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小倉百人一首8686.嘆けとて 月やはものを 思はする かこちがほなる わが涙かな西行法師(佐藤義清<のりきよ>)<さいぎょうほうし>※嘆けと言って、月がわたしに物思いをさせるのだろうか。そうではないのに、ともすれば..
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小倉百人一首8585.夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ ねやのひまさへ つれなかりけり俊恵法師(中古6歌仙のひとり)<しゅんえほうし>※夜通し恋の物思いに悩むこのころは、恋人だけでなく、いつまでも夜の明けきらな..
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小倉百人一首8484.長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき藤原清輔朝臣(中古6歌仙のひとり)<ふじわらのきよすけのあそん>※生き長らえていたならば、今はつらいと感じている現在もまた、あとで..
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小倉百人一首8383.世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる皇太后大夫俊成(藤原俊成)<こうたいごうぐうのだいぶとしなり>※この憂い世の中よ、しょせんわたしの遁れるべき道はなかったのだなあ。世を背..
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小倉百人一首8282.思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり動因法師(藤原敦頼<あつより>)<どういんほうし>※恋の思いに堪えかねても、それでも命は長らえているのに、つらさに堪えられずもろくこぼ..
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小倉百人一首8181.ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる後徳大寺左大臣(藤原実定<さねさだ>)<ごとくだいじのさだいじん>※ほととぎすが一声鳴いた方角をじっと見つめると、もはやその姿は見えず..
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小倉百人一首8080.ながからむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは ものをこそ思へ待賢門院堀河(中古36歌仙のひとり)<たいけんもんいんのほりかわ>※あなたの愛情が長続きするかどうか、わたしにはわかりません。長い黒髪..
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小倉百人一首7979.秋風に たなびく雲の たえ間より 漏れ出ずる月の 影のさやけさ左京大夫顕輔(藤原顕輔<あきすけ>)<さきょうのだいぶあきすけ>※秋風に吹かれてたなびいている雲のとぎれた間から洩れてさし出ている月..
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小倉百人一首7878.淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守源兼昌<みなもとのかねまさ>※淡路島へ飛び通う千鳥の鳴く声に、いったい幾夜目覚めたことだろうか。いにしえの須磨の関守は。
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小倉百人一首7777.瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思う崇徳院(75代天皇)<すとくいん>※瀬が早いので岩に堰きとめられた滝川が、割れても末には流れ合うように、恋しいあの人とたとえいったん..