記事「小倉百人一首」 の 検索結果 350 件
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小倉百人一首7676.わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波法性寺入道前関白太政大臣(藤原忠通<ふじわらのただみち>)<ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだじょうだいじん>※大海原に船を漕ぎ..
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小倉百人一首7575.契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり藤原基俊<ふじわらのもととし>※「私を頼みに思っていよ」とお約束してくださいましたその御一言-させも草の葉に置く露のようなはかないお言..
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小倉百人一首7474.憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ 激しかれとは 祈らぬものを源俊頼朝臣<みなもとのとしよりのあそん>※冷淡だったあの人の愛情を得ようと初瀬の観音様に祈るにつけ、初瀬山から吹きつける山おろしのは..
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小倉百人一首7373.高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ前権中納言匡房(大江匡房)<さきのごんちゅうなごんまさふさ>※あのむこうの、高い山の峰の桜が咲いたなあ。近い山の霞はどうか立たないでほし..
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小倉百人一首7272.音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ祐子内親王家紀伊<ゆうしないしんのうけのきい>※噂に高い高師の浜の、いたずらに立ち騒ぐ波にはかかりますまい。袖が濡れると大変です。浮気..
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小倉百人一首7171.夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろ屋に 秋風ぞ吹く大納言経信(源経信)<だいなごんつねのぶ>※夕方になると、黄金に色づいた門田の稲の葉にさらさらと音をたてて、蘆葺きの小屋に秋風が吹きつけ..
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小倉百人一首7070.寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮良暹法師(比叡山の僧)<りょうぜんほうし>※さびしさに耐えかねて、家を出てあたりをじっと見つめると、どこも同じようにさびしい秋の夕暮れ..
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小倉百人一首6969.嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり能因法師<のういんほうし>※烈しい山風が吹き散らした三室山の紅葉は、さながら竜田川にさらす錦であるよ。
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小倉百人一首6868.心にもあらで憂き世に長らへば 恋しかるべき 夜半の月かな三条院(67代天皇)<さんじょういん>※不本意ながら、この憂くつらい世に生き永らえていたならば、きっと恋しく思い出されるに違いない、今宵の..
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小倉百人一首6767.春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそ惜しけれ周防内侍<すおうのないし>※短い春の夜の夢のように、あなたの手枕をお借りしてうたたねの夢を結んだだけのことで、その甲斐もなく浮き名が..
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小倉百人一首6666.もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし前大僧正行尊(中古36歌仙のひとり)<さきのだいそうじょうぎょうそん>※わたしがおまえをいとしく思うのと同じく、おまえもこのわたしのこと..
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小倉百人一首6565.恨みわび 干さぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ相模(中古36歌仙のひとり)<さがみ>※恨み嘆いた末、もう恨む気力もなくなって、流す涙の乾かないわたしの袖、それが朽ちてしまうだけ..