記事「幽界通信」 の 検索結果 63 件
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音楽詩劇「不滅の国を求めて」(泉 久次 : 作 | 西村 朗) (1979年)。多感な高校時代に影響された作品。世界最古の文学とも言われている「ギルガメシュ叙事詩」を題材に、現代日本と太古のメソポタミア、人間界と神々の世界、が錯綜します。 IN SEARCH OF THE LAND OF IMMORTA..
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[動画] ひんでん さん の「幽界通信」ピアノ弾き語り。沼津の戦争未亡人の詩人・町田 志津子 の詩「幽界通信」に曲をつけました。 なんでか白昼、死んだはずの旦那さんに、遭遇したようです。 動画は、こちら。 ttps://www.facebook...
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[動画] ひんでん さん の「彼岸」ピアノ弾き語り。動画は、こちら。 ttps://www.facebook.com/photo.php?v=309658779170682 あたくしの作曲、「彼岸」、有難いことにワリカシ評判いただいている楽曲。..
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町田志津子の第一詩集「幽界通信」の作者本人による「あとがき」と「奥付」。あとがき 北川 先生 の「麺麭」に投稿しはじめ、深尾 先生 の お宅に伺うようになってから、二十年近くの歳月が流れている。得がたい両先生の教えを頂きながら、戰爭によって日本の女性の多..
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「秋分」 「彼岸」 並びに 北川 冬彦 による 跋 (詩集「幽界通信」より)。秋分 數葉 地に敷き 露 草に溢れ 鳥屋(とや)の藁を 卵のぬくみ 思念の果てに 澄む 碧落 彼岸 一回忌の戒名がすすけて うすれゆく悲しみの苦さ ぬ..
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「西芳寺」 「三月堂」 (詩集「幽界通信」より)。西芳寺 うすもみじ 水に映じ 時雨にさびた苔の雫 胸にしたたるも 溢るるもの阻まれて 凝縮す 夢窓は空を忘れた 三月堂 月光菩薩の うす青い光の中に 母..
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「花」 「世」 (詩集「幽界通信」より)。花 堪えがたい思いに 莟の律(おきて)をやぶり 雪どけの 泥土に 身をちらす 花 非情の車 ふみしだいて過ぎる 世 巷に むざんの死溢れ ..
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「蝶」 (詩集「幽界通信」より)。奔瑞のしぶき 木々を濡らし 苔を濡らし 萬象に徹り わさび田に わさびの花喚く 晴列の水に 一点となって堕ちかかる 白い蝶 わが愛の所在
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「赤石」 (詩集「幽界通信」より)。梅の花 かなしい生命(いのち)の發條 陽はさりげなく 花うらを染め…… かげろう野末 赤石の山脈(やまなみ)の雪 ひそかな思いに堪えて 仰ぐ 赤石の山脈の雪
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「回歸」 (詩集「幽界通信」より)。西風(にし)はあの世に逃げていった ぬれた岩に 海苔が陽を浴びている 星がその座を易えるように 魚族はうず黒くひしめき 貯蔵庫の蜜柑は 互いの体温に上氣する イタリー風の..
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「山襞」 (詩集「幽界通信」より)。深い山襞に 春になっても とけぬ雪がある 疲れた旅人は 一すくいの 青い光のほとりに たたずみ ほっと吐息をつく 私の人生にも そんな山襞がある
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「双子山」 (詩集「幽界通信」より)。霧雨が 山肌をかすめて すぎた みずうみ 孤獨の 深い瞳 雲もうつさぬ 夕映 誰かが呼んでいる 花はうなじをのばし 唇に露うけ 身ぶるいする かがやく ..
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