記事「木原音瀬」 の 検索結果 70 件
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背景+人物の予想外の組み合わせな『フラジール』②木原音瀬作品はあとがきなどに書かれてはいないけれど、 作品ごとに「それを書きたい」と言うキーワードと言うか テーマと言うか、そう言うのがあるのかな、と思う事がある。 『フラジール』を読み終えて2..
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動物を無理やり飼わされる人間の心理に似ている『フラジール』①不謹慎かもしれないが、導入部分からこの「人道に外れた」感じ、 物凄く好きだなぁ、動悸が上がる。 言葉の使い方が悪いけど、実際に犯罪として糾弾されない限りは 性格がどんなにひねくれていようといいの..
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このはらー中毒進行中。ご都合主義的な展開はほぼ見られないのだが、少しだけ、 BL小説としての作家の特徴と言うか、それが全くない作家さん、 と言うわけでもないのが解ってきた。 登場人物の年齢も職業もばらばらで、特に作者..
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『POLLINATION』同時収録「NEED」。祐哉の心の世界を覗いて、全く不謹慎かもしれないが、 自閉症で人の感情が理解できないから、と言う理由で 庇護されるのはさぞ気持ちがいいだろう、と思った。 健常者ではないと言うだけで、逆に許されてし..
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3部作の3作目『POLLINATION』①。しかし、木原音瀬と言う作家さんはタブーを侵すよなぁ… 難しい題材に躊躇いなく切り込んでいる感じがする。 木原音瀬の『POLLINATION』読了。 健常者ではない人間に対して、性的なものを匂わせ..
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3部作の2作目『FLOWER』。『WEED』に引き続き、『FLOWER』読了。 あっと言う間であった… 『WEED』で、若宮のまさに悪友として登場した谷脇の物語で、 これ一作では決着が着いていない。 だから早く次に行きたいの..
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3部作の一作目『WEED』。物語の始まりから読者の好き・嫌いを揺さぶる冒頭で、 ここから一体どういう方向へ話が持って行かれるのだろうか、 と言う部分は、木原作品ではおなじみなのかもしれない。 感情移入出来なさそうな登場人物..
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傷を舐め合わない潔さをもつ男子に成長した路彦『月に笑う』下巻。木原作品の容赦のなさは、物語の主軸として描かれる 登場人物に対しての周囲の人たちが、それなりの対応をする、 と言う部分にもあると思う。 読み手はどうしても主人公周辺の人物に肩入れする。 自分の..
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接点の生まれそうにない人間同士を描く妙技『月に笑う』上巻。木原作品6作目は上下巻もの『月に笑う』。 上巻を読み終えたが、一見、普通に生活していれば関わり合いに なることはないであろう人間同士がある日出会って、互いに相容れない 立場と言うか社会的ポジショ..
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文字通りのイノセントな宏国の心『無罪世界』。木原音瀬作品5作目は『無罪世界』。 オオカミに育てられた少年とか、文明と文明のないものが 出会うと言う物語は史実も含め、映画などでもよく見かけるが、 このよく見かけて「るラストは「文明になじめず..
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喜多川圭と言う男の人生『箱の中』『檻の外』。あれだけBL小説は読まないと言っていたのに… 『秘密』を読んでしまってから、木原音瀬の文章の書き方が 非常に好みで驚いてしまって、続けて読んでいる。 Holly NOVELSの帯に書いてある ..
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ミステリ調に始まる物語「秘密」。BL小説を読む動機が不純で、未だに「読みたいジャンル」で BL小説を買うことは少ない。 BLと言うジャンルの中での優先順位が①コミックス②BLCD ③BL小説となるのは相変わらずで、BL小説はB..