記事「私小説」 の 検索結果 126 件
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さよなら、最後の恋 その8過ぎ去りし君へ あの日の君の笑顔 蒼い空 白い雲 セーラー服姿の君 二人で過ごした時間(とき) 君と並んで歩いた街並 突然 降り出した雨 君がいなくな..
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さよなら、最後の恋 その7出せなかった、美月への返信。 Dear Mizuki もしこの手紙を12年前に受け取っていたら、 僕は美月を愛していたかもしれない。 でもこの手紙、僕には届かなかっ..
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さよなら、最後の恋 その6配達されなかった、1通のラブレター。 Dear K あなたにとって、私は・・・・・。 ただのガールフレンドなんですか、 それともステディだと言ってくれますか、 ..
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さよなら、最後の恋 その5あれから数ヶ月が過ぎた、ある日。 別件で、前の会社の友人に色々問い合わせをした時。 探している人がいる、と言う話を聞いた。 その人に会うために、連絡を取ってもらった。 待ち合わせの..
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さよなら、最後の恋 その4殆ど、何も考えられる状態ではなかった。 帰りの東横線は空いていて、座ることが出来た。 もしあれが、朝夕の通勤時間帯の様に混んでいたら。 また美月のことを、想い出していたかもしれない。 ..
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さよなら、最後の恋 その3LIVEの開始までの1時間半が、とても長く感じられた。 その間、美月と過ごした時間が走馬燈のように甦った。 LIVEが始まってからも、彼女の事が頭から離れずにいた。 その時突然、TV..
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さよなら、最後の恋 その2そう言えば、一度だけ聞かれた事があった。 「私が高校を卒業したら、私と結婚してくれる?。」 そのとき、こんな返しをした気がする。 「何、バカなこと言っているんだよ。 君は、4月か..
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さよなら、最後の恋 その1美月のその後の消息について、何も知らなかった。 ところが2002年2月26日(火)、突然に彼女の訃報がもたらされた。 あのアメリカでの同時多発テロ、ツインタワーで行方不明のままだと。 ..
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七夕の恋、再び その1018時55分、2番線ホームの発車のベルが鳴った。 「わたし、行かなくちゃ。」 「そうだね、また逢えてよかったよ。」 「それじゃ、お元気で。」 「あぁ、君も。」 ..
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七夕の恋、再び その9「本当に、久しぶりね。」 「あぁ、そおだね。」 「あなたは、元気だった?」 「あぁ、君も元気そうだね。」 「今では、2児の母よ。」 「ふぅん、そうなんだぁ。」 ..
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七夕の恋、再び その84月26日土曜日、18時52分。 JR川崎駅の東海道本線の1番線ホームに、静岡行き普通電車が入線してきた。 2番線ホームでは、18時55分発東京行き普通電車の入線アナウンスが流れ始めた。 ..
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七夕の恋、再び その7その時、電車は走り出した。 言葉を交わすことは出来なかったが、お互いのこころは通じたと思う。 あの頃と何も変わらない彼女のほほ笑みが、僕に勇気をくれた。 あのとき、別れてしまったことを悔..