記事「筆者(き)の記事」 の 検索結果 187 件
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歌舞伎座二〇二四年三月公演『伊勢音頭恋寝刃』 〜 福岡貢は誰がやるべきか久しぶりに歌舞伎座へ。前日正午きっかりに一幕見のシートを確保して見に行ったのは『伊勢音頭恋寝刃』(いせおんどこいのねたば)。主人公福岡貢(みつぎ)がかつての主筋万次郎が紛失した名刀青江下坂とその折紙..
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ラグビーワールドカップ2023フランス大会を振り返るラグビーワールドカップ2023フランス大会は、南アフリカの優勝で幕を閉じた。 南アフリカは予選プールではアイルランドに一敗したものの、決勝トーナメントに入るとフォワードによる安定したスクラムを武..
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歌舞伎座二〇二三年九月公演『祇園祭礼信仰記』 ~ 新しい発見ができる幕見席コロナ禍の経験を通して世の中の仕組みが良い方向に変わったことがいくつかある。在宅勤務が認められて無駄な時間を通勤の行き帰りに使わなくてもよくなった人が増えたようだし、スマートフォンやクレジットカード..
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有吉佐和子『一の糸』と宮尾登美子『きのね』 〜 「芸道もの」の基本形「芸道」とは何だろうか。ネットで検索すると「芸能・技芸を日本独自の形で体系化したもの」と出てくる。「日本独自の」という断り書きがあるように、芸道とは換言すれば日本の伝統芸能においてその芸を極めるため..
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国立文楽劇場二〇二三年四月公演『妹背山婦女庭訓』 〜 とっておきの名場面「山の段」『妹背山婦女庭訓』(いもせやまおんなていきん)の三段目までを通しで上演すると聞いて、大阪は日本橋にある国立文楽劇場まで遠征した。 基本的に文楽の番組は、同じ演目を何年かおきに繰り返し上演して編成..
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追悼・加賀乙彦 〜 戦争物語としての『永遠の都』加賀乙彦逝去の報に接したのは、ネットのニュースでのこと。羅列された見出しの下の方に掲げられた訃報は、九十三歳という加賀乙彦の年齢を考えれば意外なことでもないのだけれど、長くその小説に親しんだ者のひと..
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歌舞伎座二〇二二年十一・十二月公演『勧進帳』『助六由縁江戸桜』 〜 十三代目團十郎の門出を祝う十一月と十二月の歌舞伎座では、二ヶ月連続で「十三代目市川團十郎白猿襲名披露・八代目市川新之助初舞台」の記念公演が行われている。本来であれば二〇二〇年五月に開催されるはずだったのに、新型コロナウィルス..
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平成中村座二〇二二年十月公演『唐茄子屋』〜 勘太郎と長三郎の将来を期待する平成中村座が四年ぶりに登場するというので、初めて中村屋の仮設劇場に足を運ぶことにした。 地下鉄浅草駅から浅草寺の本堂裏に組み上げられた小屋までの道のりは、浅草寺の表参道である仲見世通りを真っ直ぐ..
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歌舞伎座二〇二二年九月公演『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』 ~ 仁左衛門の由良之助と将来の由良之助今月の歌舞伎座は「秀山祭」。初代中村吉右衛門の俳号を冠した播磨屋一門による記念公演が始まったのは十年ほど前のことだったろうか。今の中村吉右衛門が座長となって、初代ゆかりの演目を毎年きっちりと再演する..
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手塚治虫『火の鳥』を勝手にランキングしてみよう手塚治虫の代表作は何かと問われたら、その答えは人それぞれ違っているはずで、貸本で育った世代の方々は『宝島』や『来るべき世界』をあげるかもしれないし、白黒TVが家庭に登場し始めた頃に子どもだった人は『..
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歌舞伎座二〇二二年五月公演『暫』 〜 海老蔵にしかできない鎌倉権五郎新型コロナウィルスの感染が落ち着いてきたというか常態化したことを受けて、行動制限は緩和されつつあるものの、歌舞伎座では劇場内でのマスク着用はもちろんのこと、大向うの合いの手や客席での飲食は継続して禁..
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ラグビー リーグワンの略称がわからない話「分かりにくい?ラグビー・リーグワン、略称変更の希望をヒアリング」という記事を見かけた(※1)。 今年1月から日本のラグビーリーグ「リーグワン」がスタートしていて、「リーグワン」に所属するチーム..
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